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7月25日に
発売される・・
CD「ふるさと」



 
  クラシック指揮者のマエストロ・・小林研一郎さんがピアノを弾き、
実妹の一ノ関佑子さんが歌うスタイルで2枚目のCDを出されました。

 ご兄妹とのご縁で企画の段階から話を伺い応援させていただいたので、
CDは早めに私の手元に届いています。
冒頭で佑子さんが歌う「ふるさと」を聴いた瞬間、思わず涙がこぼれました。
 佑子さんは芸大で学んだ声楽家なので本来は正調でお歌いでしょうが、
このCD収録に当たっては「歌い方を変えて、はじめて台詞を語る思いで
歌ったんですよ~」と電話をいただきました。
一言一言、言葉をかみしめて十分に想いが伝わってきますよ~

 コバケンさんと佑子さんの兄妹が育ったふるさとは福島県のいわき市・・
小名浜で、今は復興に向かっているとはいえ、故郷への喪失感は消えない
でしょうし、郷里の友どもの傷心を励まされていらしたのだと感じます。
歌とピアノを通じてお二人の思いが切なくダイレクトに響いてきますね~
やはり本物が伝える感動は素晴らしいものだなぁと思いました。

 浜辺の歌、ゆりかご、ロンドンデリー・エアー、初恋、千の風になってなどを
佑子さんが歌った最後に、コバケンさんが唯一歌う「アカシアの径」・・・もしや
彼は涙声ではないかな~と感じます。(えっ、ケンちゃん、何かありました?)

 コバケンさんはあの広いサントリーホールでマイクなしにスピーチができる
程、声量がおありですが、歌が大好きで歌心が豊かなんですよね・・・。
早稲田大学グリークラブの公演で、この歌をグリー7~80名をバックコーラス
にコバケンさんがソロで渋く歌った場面とエピソードを思い出します・・・。

 リハーサルの際に「智恵子さん、ぼくはステージでどんな格好すればいい
の?」と尋ねられたので、「フェルトの帽子を深めに被り、トレンチコートに
片手を入れながら歌って、終わった時には帽子を会場に向かって放り投げ
そのまま舞台のすそ野に消えるのはいかがですか?」と伝えたら、
「そんなキザなことはできないよ」と逃げられました(笑い)。
 ということで、映画「カサブランカ」のハンフリー・ボガート演出は失敗!
 
 
 
 もう一つ思い出しました。確か美智子皇后がご臨席になった時にも、
陛下に捧げる歌が「アカシアの径」でした。何も失恋の歌を・・・と思いました
が、美智子さまはスタンディングオベーションをされて拍手!!


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      とあるバーにて
      コバケンさんの
      ピアノ伴奏で
      「荒城の月」・・。
      
     





 
 
 
 余談ですが、小林研一郎さんはクラシックこそが最高で・・・とは申されず、
演歌も歌うというリベラルな音楽感には脱帽ですね・・・。
超ご機嫌の時は、ご自分で美空ひばりの「悲しい酒」を弾き語りで、しかも
台詞を含めてドイツ語で歌いますが、これは絶品ですね・・・。
あと尾崎紀世彦の「また逢う日まで」も本物をしのぐ程素敵でした。
そして、写真のように時折ピアノ伴奏を付けて下さる場面はお宝ですが、
合唱団の一員で「モツレク」を歌った時には、厳しいご指導でしたねえ(苦笑)。

 コバケンさんと佑子さんの想いと励ましをお裾分けしようと、
CD「ふるさと」を岩手県や福島県で暮らしている友人や知人に贈りました。
少しでも元気になってくれると嬉しいです・・・。
 

<CD「ふるさと」>
 オクタヴィア・レコード 3000円