(12月3日からロードショー)
ロードショー3日目に近所の映画館で観ました。
予想以上に感慨深い映画で、「いちばん近くにいるのに、一番わからない
あなた」ー副題の「あなた」を演じる三浦友和が、中年の男の悲哀を背中
でも表現し、もう「百恵ちゃんの亭主」とは呼ばせない渋い演技派に・・・。
(夫が)42年間、仕事一筋に鉄道運転士を務め間もなく定年退職を迎え
る時をきっかけに、「これからの人生は妻のためにと思っていた夫と、これ
からは自分の人生を生きたいと願った妻」の話で、妻は長い主婦の暮らし
から元の看護師に戻って社会に役立つ仕事をしたいと密かに再就職をし、
夫に事後報告をするのですが、夫には「良い年をして、何を今更」としか考
えられず、「一体何が不満なんだ!」と・・・。
妻にとって人生の選択や分岐に至る本当に大事なことは、夫のNO一言
で希望を壊されるから、案外相談できないものですよねー。。
専業主婦で暮らしてきた妻にとって、「たった一度の人生をこのままでは
終わらせたくない」と葛藤を抱いてきても、大半の夫には想定外らしい。
映画ではハッピィエンドになるのですが、中々ない偶然の出来ごとを経て
夫は妻の懸命な仕事を目の当たりにし、ようやく彼女の願望を理解します。
この辺りはドラマですからねー、現実の旧式頭はそう甘くない(笑い)。
今の5~60代で「妻の生き甲斐や楽しみを応援して、それを自分の喜び
とプライドにしたい」なんていうダンディな発想をもつ亭主はめったにいない
ですよ・・・ね。 だから、余貴美子演じる妻のように、夫の決裁なしに実力
行使で本気度を見せる方が早いかもしれません。
(私は殆どこれで「千万人といえども我行かん」を生きてきました(笑い))
<余談ですが・・>
舞台は、富山地方鉄道が走る「電鉄富山駅」が主役のホームグランドで、
街や路線の背景には北アルプスの立山連邦が美しく映えていましたねー。
去年の10月、友人たちと5人で黒部ダムと立山アルペンルートを旅行し、
映画と同じ電車に乗り宇奈月温泉まで足を伸ばしたから、まるで自分が
妻役になったような想いで、泣き笑いしながらストーリーを追いました。
そして、三浦友和さんの妻となった山口百恵ちゃんも重ねて観ていました。
残念ながら、三浦夫妻に妻の再就職は永遠に予定されないようですが、
彼女がデビューして間もない高校生の頃(目黒駅に近い女子高に在学)、
目黒不動前のマンションで数年間、百恵ちゃん(母妹も)と5階6階の上下
に住んでいたことは、長年の私の自慢なんです(笑い)。
エレベーターで同乗すると、いつもにっこり笑顔で挨拶をしてくれた素敵で
可愛いい女子高生でしたし、今は亡きお母さまと時折お話をさせていただい
たことも思い出します。ちょっとしたハプニングが人生を彩ってくれますね・・・。
ロードショー3日目に近所の映画館で観ました。
予想以上に感慨深い映画で、「いちばん近くにいるのに、一番わからない
あなた」ー副題の「あなた」を演じる三浦友和が、中年の男の悲哀を背中
でも表現し、もう「百恵ちゃんの亭主」とは呼ばせない渋い演技派に・・・。
(夫が)42年間、仕事一筋に鉄道運転士を務め間もなく定年退職を迎え
る時をきっかけに、「これからの人生は妻のためにと思っていた夫と、これ
からは自分の人生を生きたいと願った妻」の話で、妻は長い主婦の暮らし
から元の看護師に戻って社会に役立つ仕事をしたいと密かに再就職をし、
夫に事後報告をするのですが、夫には「良い年をして、何を今更」としか考
えられず、「一体何が不満なんだ!」と・・・。
妻にとって人生の選択や分岐に至る本当に大事なことは、夫のNO一言
で希望を壊されるから、案外相談できないものですよねー。。
専業主婦で暮らしてきた妻にとって、「たった一度の人生をこのままでは
終わらせたくない」と葛藤を抱いてきても、大半の夫には想定外らしい。
映画ではハッピィエンドになるのですが、中々ない偶然の出来ごとを経て
夫は妻の懸命な仕事を目の当たりにし、ようやく彼女の願望を理解します。
この辺りはドラマですからねー、現実の旧式頭はそう甘くない(笑い)。
今の5~60代で「妻の生き甲斐や楽しみを応援して、それを自分の喜び
とプライドにしたい」なんていうダンディな発想をもつ亭主はめったにいない
ですよ・・・ね。 だから、余貴美子演じる妻のように、夫の決裁なしに実力
行使で本気度を見せる方が早いかもしれません。
(私は殆どこれで「千万人といえども我行かん」を生きてきました(笑い))
<余談ですが・・>
舞台は、富山地方鉄道が走る「電鉄富山駅」が主役のホームグランドで、
街や路線の背景には北アルプスの立山連邦が美しく映えていましたねー。
去年の10月、友人たちと5人で黒部ダムと立山アルペンルートを旅行し、
映画と同じ電車に乗り宇奈月温泉まで足を伸ばしたから、まるで自分が
妻役になったような想いで、泣き笑いしながらストーリーを追いました。
そして、三浦友和さんの妻となった山口百恵ちゃんも重ねて観ていました。
残念ながら、三浦夫妻に妻の再就職は永遠に予定されないようですが、
彼女がデビューして間もない高校生の頃(目黒駅に近い女子高に在学)、
目黒不動前のマンションで数年間、百恵ちゃん(母妹も)と5階6階の上下
に住んでいたことは、長年の私の自慢なんです(笑い)。
エレベーターで同乗すると、いつもにっこり笑顔で挨拶をしてくれた素敵で
可愛いい女子高生でしたし、今は亡きお母さまと時折お話をさせていただい
たことも思い出します。ちょっとしたハプニングが人生を彩ってくれますね・・・。