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 あけましておめでとうございます。
暖かくて良い天気なので、1日の午前から目黒不動尊に出かけてきました。
ここは以前に住んでいた界隈で、毎年と言っていいくらいのお馴染みです。
いつもと同じように大勢が参拝に集まり、屋台も出て大賑わい・・・。

  若い頃は神社仏閣にお賽銭を入れて「お願いごと」をしていましたが、
人生も後半になると「お礼(感謝)」を伝えるようになりました。同じ話を
露木和男先生(早大教授)からのニュースレターで読ませていただき、ああ、
皆さんがそう悟るようになるのかと気持ちが落ち着きました。露木先生の
レターには更に茂木健一郎さんの話が続き「心を整えに行くのだ」と・・・。
中々理屈で解釈できませんでしたが、永年の伝統には庶民の心を動かす
何かが潜在しているのですね。新年早々良いお話を伺いました。

 目黒不動尊の正式名称は「瀧泉寺」(りゅうせんじ)です。
目黑区下目黒3丁目にある天台宗の寺院で、江戸五色不動の一つ。
大同3年(808年)に円仁が下野国から比叡山に赴く途中に不動明王を安置
して開いたが、1615年に火災で焼失。のち、1624年に徳川家光により再建
されました。江戸時代の儒学者 青木昆陽(1698-1769)の墓があります。

                                           
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 毎年古くなったお札と破魔矢を納めて、炊き上げをお願いするのですが、
今年の立て看板によると、お札・お守以外や他寺院のお札類は受け付けない
とか・・・。
お寺さんのコスト削減なのか、あるいは噴煙を嫌う近隣住民からのクレーム
対応なのか、日本のもってきた大らかさが徐徐に希薄になってきたようで、
寂しいものがあります。神社仏閣は宗派はともあれ極めて公共性が高い立場
にある筈ですから。どのみち私たち住民の意識の反映と言えるでしょうね。
 
 私は仏教徒ではないし宗教色は何らもたない平均的ともいえる日本人なので、
初詣はお寺か神社へ行き、クリスマスも行事を楽しむ等外国人には理解不能
ですね(苦笑)。いい加減ながらもお寺や僧侶の姿に心改まる思いがしました。