熟女はご意見番

2011年12月

師走の東京タワーに月が光る

 今やタワーといえば、2012.5.22オープンの
「東京スカイツリー」(634m)に話題が集中していますが、
1958年(昭和33DSCF0114年)10月に竣工され、戦後日本の経済
復興の象徴でもあった「東京タワー」(333m)の優雅さは
今も輝くばかりで、のっぽだけが取り柄のスカイツリーと
はお育ちと気品と思い入れが違うのですよー(笑い)。

 港区芝公園という都心にあって53年間、このタワーは
1000万都民や観光客に希望を与え続けてくれましたが、
超高層ビルの増加で送信に電波障害が起きたため、
お役目交代になったということですよね・・・。

 小説や映画、漫画やアニメ、あるいは歌など、この
東京タワーが重要な素材や背景になった物語は数えら
れないほどでしょうね。
映画の「東京タワー」(オカンとボクと、時々オトン)も
感慨深いものがありましたけど、
「ALWAYS 三丁目の夕日」はあの時代を思い起こし
泣けましたよねー。みんな雄大な東京タワーに支えられ、
励まされて頑張ってきた・・・
そんな思いがスカイツリー君にはわかるかな?

 12月12日深夜、港区内でみた東京タワー。夜景の
脇には月が照っており、大都会の中の絵物語でした。
ビルの合間で窮屈そうですが、なじみ深い私にとっては
世界のどの塔よりもやっぱりこのタワーが一番です!

谷垣禎一総裁と内田裕也さん

DSCF0088(12月9日 有楽町駅前で)

  臨時国会が終わった9日の夕方、有楽町駅前で自由民主党の
谷垣禎一総裁が宣伝カーの上で演説をする場面に出くわしました。
話の内容はNHKテレビの国会中継で聞くと同じようなものですが、
一川防衛大臣、山岡消費者担当大臣に対する問責決議を参議院
本会議で可決したことやその理由、自民党は第三次補正予算他、
大震災からの復旧・復興に全力で努めてきたのだが、「民主党に
復旧・復興のスピード感がないのは東北から選出された民主党議
員の郷里に向けた愛情がないからで、小沢一郎議員は3.11以降、
一度も岩手県(奥州市)に帰郷していない」には「えっ、本当なの?」。

 演説が始まる前には、あの片山さつき議員が赤いジャケットで現れ
て、握手やカメラの撮影に応じていました。元財務官僚のさつきさんも
浪人を経験したし、しっかり「どぶ板選挙」が身に付いた印象ですね。
 谷垣さんは演説を終えると、宣伝カーを降りて聴衆の中へ入ったの
ですが、ワアッと大勢が谷垣さんを囲んで姿が見えなくなる程・・。
サクラさんも動員されたかもしれませんが、意外と人気があるのかな?

 今日はもう1人珍しい人に出会いました。娘のパシリで出かけた先の
帝国ホテルロビーで内田裕也さん(72歳)。「ロックンロール!」とは
叫んでいませんでしたが、いつものステッキ姿でスタスタと歩いており、
あの白髪をカメラで写すチャンスがなくて、少々残念でした。
(このホテルで人を張り込んでいると、面白いネタが拾えるでしょうねー)

blogの舞台裏(こんな理由で)


DSCF0075(1997年9月、NEC発行のPR誌で)

 「この人は誰?」⇒「はい、14年前の私、三田智恵子ですよ~」
たった14年ともいえる歳月ですが、人は日々変わり超スピード・・。
先が見えてきて、でもこのドン詰まってきた社会に知らん顔をして隠居は
できない貧乏性ですが、皆さまは人生思い残すことはありませんか?

「なぜblogを?」ですって・・・?
シンプルにお答えするのであれば、先頭をきってYESとNOを含めた自分の
意思表示を公開したいと思いました。

 3年程前のことですがイタリアに取材で出かけた時、ガイドさんなどイタリア
人数名に日本人の印象を聞いてみました。皆さんの返事は似たり寄ったりで
。「日本人は真面目で仕事も手を抜かないように思えるので、日本製の
工業製品は人気があります。でも、イタリアで見る日本人はいつも団体行動で、
みんな同じような服装、髪型、表情で足早に歩いているので、まるで軍隊みた
い。また、こちらで何か質問をしても曖昧に笑うばかりで、自分の意見を持って
いないのかなと・・・」。

 かって私は世界の主要都市に在住する日本人を100名以上レポーターに
頼んで、海外のタウンニュースを配信するベンチャービジネスを10年近く経験
しました。その時も世界の街角で(セキュリティの観点を入れて)現地の人々が
日本人をどう見ているかの調査をしたのですが・・・。
 結果から申し上げると、少なくとも欧米人は、上のイタリア人と同じ目で見て
いることが多いように思いますねー。日本人留学生について尋ねると、「日本
の歴史や戦争のこと、芸術や文化について質問をしても殆ど知らない。自分
の国のことをよく理解しないまま、よその国で何を学ぼうとするのだろう?」と。

 内外が心配な状況になってきた昨今ですが、外交や政治などは(周辺の顔
色優先ではっきりものを言えない、覚悟をもって交渉ができない点で)国民性
がそのまま出ており、政治家だけを責められないと思いませんか?
「国民は、その国民と同レベルの政治家しか持てない」という格言通りでしょう。

 だから、外野席で不平や不満をつぶやくだけでなく次世代へのバトンを少し
でも改善して渡すために、市民としての覚悟と責任で考え、発言していきたい、
そんなお仲間が増えるといいなーと感じています・・・。
 たった一度の人生ですし、10年20年先のわが身はわからないから、人の目
を気にせず、蛸壺に入らず、「3丁目の夕日」の時代みたいに、皆でお世話を
やきあいましょう! 

<余談ですが>

 最近はどこへ行くにもメモの他、小型のカメラを持つようになりました。
仕事上撮影などで使ってきたNikonのDXという中型の一眼レフもありますが、
重いのでFUJIFILMの小型を携帯して「何か面白い事はないか」と、何やら事件
記者のノリです。皆さまも街のネタ探しに出かけませんか? 


新橋SLにも華麗なXmas

DSCF0072(新橋駅SL広場にて)

 新橋駅SL広場といえば、よくテレビでサラリーマンに向けた街頭インタビュー
が行われ、いわばほろ酔い気分のおじ様たちが集まる憩いの場所ですが、
宵闇迫る黄昏時、この界隈の待ち合わせスポットとして人気ということですね。
 そこに置かれているモニュメントの「SL・C11号」が、11月21日から豪華絢爛
なイルミネーションとともに姿を現しました・・・。遠くから見ると船みたいですが、  
いつもの汽車が光り輝く衣装を着けた晴姿ですよ~。

 全体では2万個のLEDを使用しているそうで、点灯は17時から23時までですが、
12時、15時、18時にはSLの汽笛が鳴り響きます・・・。
これが何とも言えない郷愁を誘いますねー。古い青春ソングや懐メロを聴いてい
るような音色です。皆さまも近くにいらしたら光か汽笛をお楽しみくださいな。

(12月26日から正月バージョンとなり1月7日まで。SLにも新年が来るのですね)

映画「RAILWAYS」ー妻の分岐点考

DSCF0064(12月3日からロードショー)

 ロードショー3日目に近所の映画館で観ました。
予想以上に感慨深い映画で、「いちばん近くにいるのに、一番わからない
あなた」ー副題の「あなた」を演じる三浦友和が、中年の男の悲哀を背中
でも表現し、もう「百恵ちゃんの亭主」とは呼ばせない渋い演技派に・・・。

 (夫が)42年間、仕事一筋に鉄道運転士を務め間もなく定年退職を迎え
る時をきっかけに、「これからの人生は妻のためにと思っていた夫と、これ
からは自分の人生を生きたいと願った妻」の話で、妻は長い主婦の暮らし
から元の看護師に戻って社会に役立つ仕事をしたいと密かに再就職をし、
夫に事後報告をするのですが、夫には「良い年をして、何を今更」としか考
えられず、「一体何が不満なんだ!」と・・・。

 妻にとって人生の選択や分岐に至る本当に大事なことは、夫のNO一言
で希望を壊されるから、案外相談できないものですよねー。。
専業主婦で暮らしてきた妻にとって、「たった一度の人生をこのままでは
終わらせたくない」と葛藤を抱いてきても、大半の夫には想定外らしい。

 映画ではハッピィエンドになるのですが、中々ない偶然の出来ごとを経て
夫は妻の懸命な仕事を目の当たりにし、ようやく彼女の願望を理解します。
この辺りはドラマですからねー、現実の旧式頭はそう甘くない(笑い)。

 今の5~60代で「妻の生き甲斐や楽しみを応援して、それを自分の喜び
とプライドにしたい」なんていうダンディな発想をもつ亭主はめったにいない
ですよ・・・ね。 だから、余貴美子演じる妻のように、夫の決裁なしに実力
行使で本気度を見せる方が早いかもしれません。
(私は殆どこれで「千万人といえども我行かん」を生きてきました(笑い))
 

<余談ですが・・>

 舞台は、富山地方鉄道が走る「電鉄富山駅」が主役のホームグランドで、
街や路線の背景には北アルプスの立山連邦が美しく映えていましたねー。
 去年の10月、友人たちと5人で黒部ダムと立山アルペンルートを旅行し、
映画と同じ電車に乗り宇奈月温泉まで足を伸ばしたから、まるで自分が
妻役になったような想いで、泣き笑いしながらストーリーを追いました。

 そして、三浦友和さんの妻となった山口百恵ちゃんも重ねて観ていました。
残念ながら、三浦夫妻に妻の再就職は永遠に予定されないようですが、
彼女がデビューして間もない高校生の頃(目黒駅に近い女子高に在学)、
目黒不動前のマンションで数年間、百恵ちゃん(母妹も)と5階6階の上下
に住んでいたことは、長年の私の自慢なんです(笑い)。
 エレベーターで同乗すると、いつもにっこり笑顔で挨拶をしてくれた素敵で
可愛いい女子高生でしたし、今は亡きお母さまと時折お話をさせていただい
たことも思い出します。ちょっとしたハプニングが人生を彩ってくれますね・・・。


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