4月10日、高校の同級生と共に、舟木一夫を追いかけて
50周年記念コンサートに大宮まで出かけてきました。
前から12列の真ん中。よーく見えて、よーく聴こえましたよ~
(本当は有楽町の国際フォーラムで席を取りたかったけど
満員御礼で最後列の隅以外はOUTだったのです・・・)
舟木のステージは、去年の10月に甲府で開催された西郷輝彦
三田明との青春トリオを聴いて以来ですが、声の艶とボリューム
は若い頃から衰えず、ますます円熟と哀愁を帯びてきた感じ・・・・。
あの学生服を着て歌った「高校三年生」から早くも50年!!
昭和19年12月生まれの舟木は現在67歳ですが、「僕も12月が
くると68歳。いやー、そうなると70歳に片足を乗せることになるけど、
若い頃に較べるとステージの後の疲れが取れにくくて、だから
大丈夫かな~」なんて、つい本音はおじさんでしたけどね(笑い)。
新曲。ポスターがほしくてCDを買いました。
「高校三年生」は勿論、「学園広場」や「修学旅行」など学園ソングの
数々や「花咲く乙女たち」「東京は恋する」、「北国の街」、「哀愁の夜」、
「絶唱」などを聴いていると、何やら涙がにじんできます・・・。
会場は舟木の同級生クラス約1500人(ほとんどが超熟女)で埋まり
それぞれの青春と越しかた道のりを思い出していたでしょうねー。
たくさんの背中からそんな様子が伝わってきました。
尾張一宮の生まれ、父親は興行主で、母親は9人も交代した家庭に
育ち、弟には自分と同じ思いをさせまいと歌手をめざして上京。
大ヒットを飛ばしてからも想像できない苦労を背負ったのでしょう。
自殺未遂を数回と聞いていますが「よくぞここまで!」という感慨が一層
ファンを引き付けているのかな。歌うステージに駆け寄り、花束や紙袋
などを差し出す熟女が50人以上・・・。
「銭形平次」などリズミカルな歌が入った時には、観客が会場の前方
からドンドン立ち上がって頭の上で手拍子という元気の良さに圧倒され
つつ(座っていては舟木が見えないので)、私もやりましたけどね(笑い)。
まだ彼が20代初めだった頃に、松本市民会館でスター舟木の生歌を
聴いたことがありました。その時はステージの上でキョロキョロと視点が
定まらず、目が泳いでいる印象だったけど、50、60を過ぎてからの方
が、歌と共に人の円熟味が増したようで、良い男になりましたねー。
ちなみにプロポーションは若いころそのままで、衣装はモノトーンも赤系
の色合いもこなせて都会風。67歳とは思えない格好良さがありました。
またいつか続きを聴きに追いかけをして、自分の青春を思い出しながら
舟木ソングに酔いたいなあ・・・。
2012年04月
大学の先輩から「blogにいろいろ書いているけど、原発のことはどう
考えているのか」と尋ねられました。
ややこしい話なので避けてきたのですが、福島のような大事故が起き
て、その原因も責任も明確にならず「原発がないと電力供給が不十分」
との根拠も曖昧だ。(しかも今は54基中1基しか稼働していない)
だから人間の英知で解決に及ばない道具は即手離すべきだと思います。
福島の原発処理(損害賠償を含め)には最低でも100兆円かかると、
先日恩師で信頼できるる公共経済学の学者から聞きました。※
日本の年間予算91兆円、税収42兆円、公債金44兆円(公債依存度49%)
の国でですよ~
だから今東電の電気料金が17%UPでもめていますが、
到底そんなもので賄えず、東電の年間売り上げは約5兆円で
(燃料・設備・人件費等を除き今は利益も出ない状況を考えると)
計算上は『向こう20年間2.3倍の料金』を払うことに・・・。
それは不可能だから最終処理には公的資金(税金)をつぎ込む。
(ということは東電のために北海道から九州まで全国の電力管内
の利用者負担も増すことに)
しかも廃炉の費用には別途40%の料金上乗せが必要とのこと
なので、もうどうしょうもない事態ですね。
<※当blog「東電の電気料金が2.3倍に?」参照>
東京電力の本社前には
機動隊やガードマンが
配備され、少し離れた
道路にも警察官が待機。
・・・以下もご参考までにですが(3.29テレビ朝日の報道から)
原発は「安全かつコスト面で経済的」との神話に支えられてきたが、
コスト面で1kw/h が5.9円だったものが、安全性の担保のために13.1円と
なって、石炭やLNG,水力よりダントツに高コストになってきた。
しかも最大・最悪の事故に対する保険料がドイツの事例だと、
1kw/h あたり8.7ユーロ(約1000円)かかり、高すぎて保険の適用外になる
ためドイツは早々脱原発宣言をしたようです。(日本も保険が義務づけられる)
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「経済発展のために再稼働を!」と叫ぶ人がいますが、むしろ経済発展の
重大な阻害要因になってきますよね。
それでも再稼働だなんだと数字なしに情緒的な話を繰返し、日本の政治家
はいつまで「政治ごっこ」で遊んでいるのでしょうか?(苦笑)
20代からの知合いで、大阪の弁護士から伝えられた次の言葉が象徴的です。
(京都大学のnetworkで原子力工学のデータを把握しての発言だと思いますが)
『2011年、根拠のない安全神話によって、大きな間違いを繰り
返しました。
原発は、運転中たえず死の灰を作り出しています。人類は、
原子力をコントロールする技術をいまだ手に入れていません。
止めるべきことは止める勇気を持つべきです』
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mitanews