クロワッサン
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7月号から
先日、行きつけの美容院で雑誌を読んでいた折に、
「美しい街で、美しく生きる」のタイトルにて、岸惠子さんが
50年以上住んでいるパリでのインタビューが掲載されて
いたのですが、久々に大きな刺激と感動を受けました・・・。
このプロポーションと変わらぬ美貌ですが、1951年に女優
デビューをして、今79歳なんだそうです・・・・。
いつまでも若く美しい岸さんに(記者が)その秘訣を尋ねると
「同級生からも『惠子さんだけなぜそんなに若く見えるの?』と
言われますが、『若く見えるのではなく、若いのよ。どうして
あなたたち、そんなにシワをつくる暇があるの』 などと虚勢を
張るのよ。でもほんとに、幸せだから老けてしまうのよ。
ご主人がいて月給を運んできてくれて、子どもや孫に囲まれて。
温泉に漬かっているみたい。
私、戦う女ですから。年中緊張して、憤慨して、感激している。
だからシワをつくる暇がないのよ。というのが女としての私の
はったりです」(笑)。
「はったり」と表現されているけど、岸惠子さんの本音だろうと
思いました。これだけ堂々とものを言えることは、普通の日本人
にはできないことで、やはり国際人としての感覚でしょう。
(同上の雑誌から)
岸惠子さんがフランスに暮らしてきた価値観の影響は
自分の哲学をもって主張し、しかも何歳だろうが女性としての
美しさを求められる点で、かなりのものとは思いますが、
「生まれて 生きて 死んでいく」ことはどこに暮らそうが平等で、
それにしても、もうすぐ80歳にして年齢を超えている心意気
に、私も少しでも近づきたいな~と思うのです。
8センチ以上のピンヒールを履いて、ピンと背筋を伸ばして
颯爽と歩く姿に、皆さまは何を思いますか?
私も外出時はヒールのある靴を履いていますが、せいぜい
5センチかな。今度は負けじとヒールを髙くしなくちゃね(笑い)。
まあね、私も戦う女として生きてきて、年中緊張して、憤慨して
感激しているまでは同じなんだけどな~
でもシワをつくる暇はある(笑い)。
岸惠子さんの生きざまに、姿や形をどう表現するかは大事なん
だと改めて思いました。
日本の女性は50代になると「もう歳だから」と自らおばさんへ
と自認していく印象を受けますよね~。
それと同時に言動がピッタリおばさんになるんじない?
健康でいる間は自分の信念に基づいて格好つけましょうよ!
私は長年のスッピンを変えることはできがたいけど、せいぜい
美容院には毎週通い、人前に出る際はお洒落に揺れるピアス
をつけて、できれば7センチくらいのヒールを履いて頑張ります!
(笑い)