熟女はご意見番

2013年01月

山田洋次さんの「東京家族」

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   1月19日封切りの映画「東京家族」を翌日に観てきました。
山田洋次監督50周年記念とのことですが、元々は1953年(昭和28年)に
小津安二郎監督によって制作された「東京物語」のリメーク版ですよね。
(さすがの私も戦後間もない作品なので原版は観ていないけど、主役は
笠智衆さんで、あの原節子さんが出演していたという珠玉の名作・・・)

 内容の大筋は同じですが、東日本大震災をからませたり、3人の子ども
の職業や暮らしぶりも平成モデルに入れ替えていますね~
描かれている話はどこにもある家族の日常だけど、かくあるべしの理屈を
超えて人の温かさや、心のすれ違いを繊細にとらえていて、山田洋次さん
の優しい眼に涙が溢れました・・・。
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 東京物語から60年を経ても、老いていく親と暮らしに追われる子どもとの
距離感はそうは変わらないでしょうし、今は更に心の通いにくい時代になって
いるのではと感じますね。
 若くてバリバリと仕事や家事・育児に追われている時は、30歳くらい上回
る親の心情や体力減退や寂寥感は中々想像できにくいものでしょう。
若い頃の私自身にも潜在的に潜んでいたと感じますが、年老いていく年長者
に対する漠然と突き放した思いがあり、「年齢による差別」(エイジズム)が
深層心理にあるのかもしれませんね~
誰しもやがては老いて死んでいくのですが・・・。

 早稲田大学の客員教授でもあった筑紫哲也さんが70歳の定年で退任さ
れた際の最終講義で「定年も年齢による差別ではないか」と冒頭で話しました。
アメリカの大学教授には定年がないのだそうですよ。(最高裁で違法判決)
若かろうが、何歳になろうが、実力を問われる社会だそうで、ここでも日本は
問題意識が欧米に較べると三十年ほど遅れているんですよね~
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 映画の話題でもう一つ思い出しました。
1月15日に亡くなった映画監督の大島 渚さんの告別式で、会葬御礼に
彼のこんなメッセージが披露されたそうです。

「深海に生きる魚族のように、自ら燃えなければ何処にも光はない」と。

ドキリとするような深い言葉ですよね~
日本人の多くは誰かの光をアテにして生きている。それだけならまだしも
自ら光を発信し、船頭となる人には平気な顔をして杭を打つ(苦笑)。

 大島さんは激しく生きて、時にしてウルサイ
人だったでしょうが、こういう
思いで主張し続けていたのかと彼の生き様を理解できたように感じました。

 山田洋次さんとは対照的な視点で時代を描き、切り取った大島渚さん
ですが、山田さんのやさしい眼と、大島さんの激しい眼。
でも、ご両人とも光を探して時代に生きる人間をリアルに表現してきたの
かもしれませんね・・・。





世界は廻るがノロノロ日本

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日比谷の日本記者
クラブ9階から見る
美しい光景です・・






 昨18日、プレスセンターの9階、日本記者クラブ内で、国際情勢を学ぶ定例
の勉強会がありました。新年早々、予定の講師は外務省の事務次官でしたが、
今の最難問・・アルジェリアの人質事件で当然のことながら貼付け状態となり、
代りに審議官から日本外交の課題を伺いました・・・。

 いつものことですが外務省高官のレベルの高さに政治家は到底及ばない・・・。
(専門性の度合いも知識や教養も違うのでしょうね~。日本もアメリカ流に大臣
 は国会議員の資格を問わず、国の最高レベルを配置して欲しいなぁと毎回
 思いますね~ )

 この勉強会はオフレコなので私もめったに内容に触れることはありませんが、
 脳裏に残ったのは最近は誰も触らぬTPPの話。世界は廻っているのにねぇ。

①トヨタなどの日本車は、米韓FTAにより関税ゼロでアメリカから韓国に大量に
 輸出されているそうですが、逆に韓国は(関税がかかるため)日本から輸入
 しない。車だけでなく日本は様々な業界で空洞化が起きていますよと。

 TPPも同じことで、↓
②TPPへの加入について仮に日本が今から加入したいと(アメリカに)申し出て
 も、2013年は3月、5月、9月の3回しか受入・加入のチャンスがなく、しかも、
 事前調査にに3ケ月、議会での審議に3週間かかるので、すでに3月5月には
 間に合わないそうですよ。 今から申し出ても9月がギリギリで、かつ9月は最後
 に政治的決断をする場面。今までもたついてきた国をすんなり受け入れますか?
③業界のトップたちは、「とにかくどっちへ向かうのか、結論を出してくれ~」と。
 さもないと準備のしようがなく、世界から置いてきぼりになるばかり。

<世界は回っています。それは日本の時計ではありませんよ・・・と>
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「和を以て尊しとなす」・・・聖徳太子による十七条憲法(604年)の時代から日本
の価値理念を表した道徳ですが、グローバルな対応をスピーディに求められる
現代に「皆さんと仲良くじっくり考えましょうね」なんて、いつまでもズルズルと結論
を先送りにしてよろしいのでしょうか・・・?  

<桜宮高校体育科のこれから、そうだ、橋下頑張れ!>

結論を先延ばしにする国民性の典型事例かなぁと思いますがー、
 大阪市立桜宮高校体育科の生徒がバスケットボール部で顧問の体罰を受けて
自殺した事件。バレーも含めて暴力団めいた体罰が日常的だったらしいですね。
橋下市長は体育科の生徒募集の中止を教育委員会に告げた後、ツイッターで
こう語っていますよね~

顧問の暴力を誰も止めることができなかった。周囲の教員も、生徒も、保護者も。
そして生徒が死に至った。この実態解明、原因究明せずしてなぜ新入生を受け
入れることができるのか。体育科をめざして頑張ってきた受験生には申し訳ない。
しかし、今、桜宮高校体育科は新入生を受け入れる状態ではない


 ⇒その通りではないでしょうか。
  そもそも、なれ合いで何が起きても見て見ぬふりをする学校という密室。
  問題を隠し、解決を先送りにする教育現場(教職員)の体質を根本的に変え
  ないと、いじめと同じく、永遠に繰り返されるのではないかしらね・・・。
  生徒の思いも分かります。でもあんな物騒な学校に命をかけてまで行くの?

 橋下市長は、更にもし教育委員会がこの申し入れに従わない限り、教員の給与
は市長権限だから予算をストップすると発言して物議をかもしていますが、
これとて、「そうだ! 徹ちゃん、頑張れ~」です。

 日本の首長に与えられた権限は欧米に較べると小さいし、「和をもって云々」
がすべてブレーキになり、結論を許さない。市長がこれくらいの発言で「独裁者」
なんて言われたら、誰が命懸けの改革をするのでしょうか?!

 この国の行方は、政治家や官僚や教員など以前に、国民意識の転換がない
限り、方向なきノロノロ運転で世界から取り残されていくのでしょうね・・・。






 

銀座の春と朝ドラ純ちゃん

 まだ冬真っ盛りですが(ブルブル)、お店のファッションは早くも衣替え。
寒かろうが季節は移りゆくのですよね・・・。と、春を探しに銀座に出かけ
てみました。

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三越の銀座店で。







 ウーン、早すぎじゃ~ありませんか? もう注文用のお雛さまが・・・。
「ひな祭り」は江戸時代の中期以降に宮中から始まったようですが、元々は
古来の「ヒトガタ」が原点で、人間の代わりに邪悪を防ぐために飾られたもの。
それが人形となって女の子の健やかな成長を願い、幸せな結婚をという思い
から、男女並んだひな人形になったとか。やはり春の華やぎがありますね~

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           有楽町に向かう
           途中和菓子やで







 お菓子にも春がやってきました!
桜餅と花びら餅です。勿論買って帰りましたよ~
去年に較べると、銀座を歩く人の表情も少しづつも明るくなった印象です。
今年は更に一歩、前向きの思いを持ちながら暮らしたいですね。
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 JR有楽町駅(東京都千代田区)は銀座の玄関口だけど、その駅前には
東京国際フォーラムがあり、ここは千代田区丸の内1丁目。かっては私の
古巣・東京都庁がありました。(今話題の東京駅丸の内駅舎からもすぐ)

 新宿に移転するまでは古めかしい庁舎で、みんな3丁目の夕日の時代
に生きていたかな。明日こそ東京から日本を変えるんだなんて考えていた。

 だから、役所のルールも変えてやろうなんて、知事決裁を求めて、お偉い
人の前で座り込みもしました。
(それがね、ずっと若くてスラリとしていて、少しは可愛い顔をしていたから? 
座り込みがまかり通り、幹部が動いて知事がOK出してくれてね・・笑い)

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NHK・朝ドラ
「純と愛」から





 
 

 で、話が飛ぶようですが、NHKの朝ドラ「純と愛」に登場する純ちゃん
はあそこまでドタバタするかと思いながらも、昔の自分を見ているようで、
逐一言動が笑えますよね~

 多分、演出者は今の時代には探してもめったにいない稀有な存在とし
ての純ちゃんを、「こういう人が増えてほしいのよ~」と笛や太鼓をたたく
思いで登場させているように感じます。
  先日、ある知り合いの若手政治家と、今の日本で最大の難点は人を
育てる装置が劣化して、政治の世界を含めて空白になっているのでは
で意見が一致しました・・・。
 もっと出鱈目のできる人材が必要なんだと思うけど、大半の学校教育
も母親たちの進学志向も古い路線のままなんだよね(苦笑)。

 今年の年賀状で何人もから「あなたはどうしてそんなに元気なの?」
とありましたが・・(苦笑)、ウーンなんと答えましょうか。

 たった一度の人生なんだし、今更、葬式で褒められてもしょうがないから
元気な限りは動きたいし、興味のあることは現場に飛んでいきたいし。
そして、できればこの辛い時代に生きる人の役に立ちたいのよね~。

 あと、純ちゃんの延長で長年生きてきて思うことですが、
学生の頃にジグザグデモをしようが、都庁で座り込みをしようが、今も様々
に直球を飛ばしてダメ元の交渉をしますが、周囲から意地悪をされたこと
も追及されたことも殆どないのですよ~
「出る杭は打たれるけれど、出すぎる杭は打たれない」かな。
あるいは皆さんが諦めてくれた?(笑い)  
 

今年もお雛さま流に健やかに生きて、純ちゃんみたいに頑張りましょう!







年賀状って楽しいよね~!

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今年の年賀状は
早めでカラフル









 今年も年賀状の交換がひと段落しましたが、いつもながら大勢の皆さま
に楽しませていただきました! ビッグイベントをありがとうございます!

 もう何年も前の暮れに、東京駅丸の内駅舎に近い中央郵便局の片隅で、
1年前に貰った数枚の年賀状を大事そうに扱いながら、専用のテーブルで、
一枚一枚手書きの年賀状を書いているお年寄りの姿が強烈な印象に残り
ました。
 そうだよね、年齢と共に年々歳々交換する年賀状は減っていくわけで、
年に一度の安否確認を兼ねた年賀状に思いを込め、祈るようにしたため
ている。人生終盤の現実を映すかけがえのない光景を見て、行けるところ
まで年賀状をたくさん書こう! ってね。
 
 私は若い頃から紙と文字を主役にしたアナログ情報が好きで、年賀状の
作成にはそこそこ時間を費やし、手書きの絵を描いたりと、丁寧に仕上げ
ています。そもそも時代が変わっているけど、台帳は手書きのノートなんで
すよ~(笑い)。公開できませんが、智恵子流のリアルな世界ですよ~
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私流の年賀状の作成は、11月下旬から準備に入りまして・・・。

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        今までの絵のモデル
        です。みな可愛い~






①銀座の鳩居堂で、干支などの人形で絵に描きやすい素材を購入します。 
 今年は蛇だけど、気に入るものが見当たらず、暗い時代だから華やかに
 したいなあと、干支を避けて縁起物(巾着袋)にしました。(写真右)
②絵は32cm ×25cmくらいの画用紙に下絵を描き、アクリル絵の具で仕上
 げます。これが最初の山場で、数日かかることもありますね・・・。
③次はメッセージ。毎年同じデザインを前提に、絵の次には新春のご挨拶
 を如何に面白く興味深く 読んでいただけるか・・工夫の中心ですね。
 夫と連名の年賀状なので、二人の内容にばらつき感が出ないようにして、
 (私がチェックして・笑い) 最終的には私の編集と校正で仕上げます。

 できるだけ最近の関心ごとや行動を短文でとりまとめ、読み手の皆さんに
 「まだ彼女は頑張っているから、私も何とか・・・」と元気を感じていただける
 ようなコピーを、やさしく、でもユーモラスに表現できるといいなと。

④印刷はパソコンではなく、30年来のお付き合いがある専門会社の知人に
 クラシックな方法でお願いしています。色校正と文字校正をして、用紙も
 オリジナルなので、年賀切手を購入して貼り込むという、ある意味贅沢な
 工程を経るのですが、その分喜んでいただけると嬉しいですね。
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<いただいた年賀状から・・こっそり紹介>

私がプライベートに年賀状を交換する枚数は毎年350枚くらいですね。
女性にしてはやや多めかもしれませんが、休まずに社会に出てきたことと、
年賀状大好き派として交流を積み上げてきた成果でしょうか? (笑い)

20代から80代まで様々な皆さんと交換し、読み応えがあります・・・。
大多数の皆さんが既成の年賀状を使う場合も、添え書きをしてくださって
いるのは臨場感があり嬉しいですよ~ 
(私も宛名は敢えて手書きをし、できるだけ添え書きをしています)

皆さんは何を書いてくるかって? ⇒代表的なものをご紹介しますね。

①多いのは「また誘ってください。楽しみにしています」の添え書きですね。
 私が折に触れて宴会を開くからでしょう。
 暮の25日に若い学生や20代を招いてXmas忘年会をうちで開いたので、
 彼らからは早くも多数の希望を頂戴しました。次を考えないと・・(笑い)。

②長野にいる女医さんから「今年も声をかけてください。いつでも飛んで
 行きます」とあるので、多忙な彼女に又休暇をとって貰えるようにしたい。

③意外に多いのが「ブログを楽しみに読んでいます」で、えっと驚く想定外の
 隠れファンに冷汗が出ることも・・。よく考え、気を付けて書かなくちゃね。

④「何月何日に一緒に飲めますか?」風の添え書きには「飲み会優先!」
 で早速返事を又ポストに投函。お正月はメールじゃぁないのよねぇ。

⑤「いつまで現役でいけるでしょうか」・・・これは知り合いの弁護士から。
 まだまだいけますよ~ お呼びがかかる瞬間まで頑張りましょう!!

⑥「羽田さんが若くてステキな男性に囲まれていらっしゃる姿を見て、私も
 努力せねば!!とひしひしと感じました」・・・30代のうら若き女性から。
 20代のイケメン塾員2名を同行してあるmtgに出て以来、なぜか若い
 女性の羨望の的になりまして(笑い)。私ごときに負けないで頑張ろうね!
 よろしければいつでも貸し出しOKですよ~!

⑦「遊びにいらしてください。お酒を用意してお待ちしております」ーこれは
 大阪の某テレビ局報道デスク夫妻から。大阪で「徹ちゃんニュース」を
 酒の肴に飲めるとしたら、最高に嬉しい~!

⑧「今年もお元気に発信し続けてください。そして貴女は行動もする!」
 東京都庁、元女性局長の先輩から。サスガに乗せ上手ですね・・。

⑨「これから日本はどうなるのでしょう? ご意見をお聞かせください」
 都庁の古い同僚(女性)から。よーく考えてからお返事を書きますね。

⑩「後輩が都知事。うまくこなしてほしいですね」 新都知事の先輩からで
 すが、知事は信州大学全共闘議長からの経験を生かして、機関銃一丁
 で、これからもきっと頑張りますよ~

まだまだありますが、今日はこの辺で・・・。


 



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