BBQコンロを
囲んで歌う・・
不思議な光景
ですね~
3月に入ると少しづつ風が暖かくなり・・・今年も3月16日(土)にいつもの
早稲田大学グリークラブが卒業生を主役にやってきました。
「三田が恒例のbarを開く」ということでしょうか。
グリーに慶応義塾のワグネル・ソサイアティ(男声合唱団)のOBなどを
含めて・・若者が20名以上に応援団が加わり、30名のBBQです。
森山直太郎「さくら」
を歌う神田祐樹さん
(画面の左側)
面白いことは連鎖するものでして・・・
以前、慶応の学生だった頃に、私のテニスをコーチしてくれた銀行員の
神田祐樹さん(23歳)が参加してくれて、早稲グリの前で頭のてっぺん
から聴こえるようなトップテナーで「さくら」を独唱。 ウーン参ったよね!
(彼は合唱団とは無縁なんですが、見るからにジャニーズ系で、あえて
チャレンジしてきたのかなぁ・笑い)
福島県いわき市
出身のソプラノ歌手
一ノ関佑子さんが
「ふるさと」を歌う
野外に近い舞台は更に盛り上り・・・指揮者小林研一郎さんの実妹で
歌手の一ノ関佑子さんも福島への思いを込めて歌って下さいました。
きっと失われた故郷や亡くした友どもへの鎮魂歌として・・・でしょうね。
会場はシーンとなりましたね~
しだいに夕暮れ時
が迫る中、外でまた
歌う若者たち・・・
(左に立つ大澤部長
と右の熊崎指揮者
OBが見守ります)
当日彼らが歌ってくれたのは、中高年をホロリとさせるような歌ばかり。
君といつまでも、なごり雪、昴、アカシアの径、斎太郎節など・・・。
この日は知人のNHK記者(文部科学省担当)も駆けつけてくれました。
(上の写真で、左から2人目)
マスコミへの就職相談にも応じていたみたいですよ~(笑い)
参加者全員
30名で歌う
「遥かな友に」
当日の早稲グリ参加者の中には、陸前高田に「ゼロ泊3日」のボランティア
で歌いに行って朝方にバスで東京に戻り、少し休んだだけでこの行事に加わ
ってくれた学生もいました。今年度のグリークラブ部長を務め、3月に卒業した
大澤修平さんもそうでしたね~
こうして毎年同じように若者が集まってくれて「歌声BAR」を開けることは、
最高の幸せですよ~ また次回もおいしい食事を用意しますからね。
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自宅をBARに若者と歌う宴会を開いて15年になりますが、
今回初めて「おやっ~ 一体なあに?」という出来ごとが・・・・。
この日は穏やかな天気で、陽が陰っても暖かいので、若者たちは庭にいる
ことが快適らしく、午後7時頃まで外で歌っていました。
そこへ隣のマンションの3階の窓が突然開いて、30代か40代の女性の声
で 「うるさいわね~ 良い加減にしてよ!」と叫ばれたのです・・・。
その時グリーの若者たちは、綺麗なハーモニーで歌っており、どんちゃん騒
ぎをしていたわけではないのですが・・・。
声を落として、そのあとは室内に引き上げて歌った光景が上の写真です。
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住宅の主である私は喧嘩を避けて、何ら反論をしませんでしたが、
もう少し言いようがあるでしょうが・・・と、首を傾げましたね~
相手の側には、例えば子供が熱を出していたとか、自分の体調が悪くてイラ
イラしていたなどの事情があったかもしれません。
でも、うちのインターホンを鳴らして「これこれ(理由)なので、そろそろ外の
歌声はやめていただけますか?」と一言伝えていただければ、
「それはすみませんでしたね~」ということで、誰も嫌な思いをせずに穏やかな
解決ができた筈ですよね・・・。
若者にとっては「切れたおばさん」か「女のヒステリー」に映ったらしいですし。
今は学校や幼稚園の運動会などで、子どもの声や、庭での音楽や保護者の
声援が響くだけでも「ウルサイ」とクレームが付くことがあるそうですねぇ・・・。
今回もこちら側の事情としては、社会に出ていく若者を(普段の交流とは別世界
の大人たちが集まり)励ましたかったのですが、世の中が若者や子どもたちを
応援することにすら余裕を失ってきたことに、知の崩壊と思える落胆を感じました。
(でも私はひるまずに若者を応援し続けますよ~
お隣の3階のお姉さん、今度はご一緒しませんか? 笑い)