横須賀の
海上自衛隊
8日に「防衛を考える若者たちの会」に同行して横須賀の海上自衛隊
に行きました。高校生から20代の社会人まで若者6名、PTA3名に、
引率は防衛大学のG教授です。
まず目に入るのは
イージス艦「きりしま」
私たちが乗船させてもらった護衛艦は「いかづち」ですが、
イージス艦と呼ぶ軍艦も護衛艦なので・・、何が違うのでしょうか。
射撃管制装置などにおいて、複数の標的に同時にミサイルの発射が
できるより高度なシステムがあるかどうかによって、イージス Aegisと
呼んで、一隻で1200億円の予算がかかるそうです。
(長崎の三菱重工業で組み立てている現場を見ましたが、重要な部品
はアメリカから調達するようで、この費用が高くつくらしい)
護衛艦「いかづち」
現代の軍艦だけあって大きいですね~
4550T、 全長151m、 幅17.4m、 高さ47m、 速力55k/h 、 乗員は170名。
対空ミサイル、機関砲、艦対艦ミサイル、魚雷装置からヘリコプターまで積んで
います。自衛隊と言えども世界有数の軍事力を持っていることが分かる・・・。
当日は副艦長が船内の会議室でビデオを使いながら説明会を開いてくれたの
ですが、幹部自衛官は教育が洗練されていて、大変ダンディなんですよね。
軍艦で笑顔の写真。
平和ですよね~
護衛艦を降りてから、「三笠」の見学に行きました。
かって日露戦争であのバルチック艦隊と闘い、連合艦隊司令長官
東郷平八郎が率いて大勝利をおさめた舞台が戦艦「三笠」・・・。
大正15年以来、記念艦として横須賀で公開されています。
最後に見学した
防衛大学の構内で
最後のプログラムで防衛大学に行ったのですが、
土曜なので、学生の姿は少ないながら歩く姿はキビキビしていて、
白い夏服が似合い、身が引き締まる印象です。
大学自体は手入れが行き届き、美しく広く、恵まれたキャンパスで
した。1学年500名。4年制で合計2000名。女子は約1割います。
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私自身は2年前まで海上自衛隊・幹部学校に入学してきた
外国人留学生のホストファミリーをしていた関係上、「坂の上の雲」
の江田島や佐世保まで留学生と研修旅行をさせてもらったので、
多少は前知識があるのですが、やはり聞くと見るとでは大きな違い
があり、今回の若者にも相当なインパクトがあったみたいです。
そもそも現役の自衛官と防衛について語る機会が中々ないですし。
(自衛官は憲法9条を変えて、戦争しやすくなんて誰も考えていない
そうです。一体9条を誰が変えたいの?!)
特に海上自衛隊の幹部学校で知った建学の精神・・・
「アカデミック フリーダム」(囚われないで自由に考えよ)という言葉
には、教育につながる共通の認識として、今も感動を覚えますね~