熟女はご意見番

2013年12月

燃える男星野仙一本音トーク

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12月3日 日本記者
クラブで会見する
星野仙一さん








 ご存じ東北楽天ゴールデンイーグルスの監督、66歳。
2011年に就任して、わずか3年目で日本一に導いた「燃える男」です。

 昔から威勢がよく、時には球場でドタバタ劇を見せてきた人ですが、
素顔の星野仙一に会いたくて、記者席の前から3列目に座りました。

 星野さんは岡山県の倉敷生れですが、 実母は東京浅草生まれの
江戸っ子とのことで、DNAなのか潔い生きざまが格好良いですね~

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 子どもの頃からタイガーズファンで、本当は阪神に入りたかったが、
田淵に先を越され、中日ドラゴンズに入団。
 現役引退後は中日、阪神の監督になり、NHKのサンデースポーツ
スペシャルの解説など背広7年を経て、楽天へ。

当初、楽天の監督を受ける気は無かったけれど、事前の打合わせ
 でプライドを傷つけられる場面があったから「よ~し、受けてやろう!」
 と決めたそうです。こういうところ、良いね!!
 『平時より有時が好き』というキャラに頷けました・・・。

 私は単純にミーハー的な関心をもって星野さんの話を聞きに行った
のですが、彼の選手に対する教育方法は勉強になりましたよ・・・。

 若い頃は「俺について来い!」のやり方で、無理も蹴りも許されて
いた時代だから、理不尽があっても当たり前だった・・・とか。

 選手との関係は、1年目で兄弟、2年目はおやじ、今はじいさん。
年代によって教育方法が違うこともあり、若い選手が
①どういう感性で、②そういう音楽を聴き、③どういう食生活をし
④どういう女性が好み? かの情報を集めてきた。
(これには脱帽ですね・・・)

 今風の教育は? (手も口も抑制する方法は)正直まどろっこしい。
多少の力を使った方が、成長が早く、落ちこぼれが出ないのだけど・・。
とはいえ、教育や時代の違いはしっかり考えながらやっています。

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          星野さんのサインです
          「人の味 記者の味」












記者の質問に答えて・・・

ー斎藤祐樹と田中将大の違いですか?

「体格をみれば分かるし、斎藤はコントロールは良いけれど、スピード
や投げっぷりは、田中の方が数段上ですよ。
斎藤は高校、大学ともに使われすぎたのではないかなあ」

ー田中の実力と大リーグの話ですか?

「自分がめぐり会ってきたピッチャーの中では最高ですね。
その上、自分に自信をもっているし、天狗にならないです。
田中が大リーグに行くことについて、口を挟むことではないから話した
ことはないけど、若者がアメリカに渡ることは賛成です」

「彼がいなくなっても、そのあとは何とかなるし、後を継ぐ者が出てくる
もんですよ」

ー日本シリーズで6戦目に負けた時?

「球場から選手の控室まで60~70メートルありましてね~、そこを歩き
ながら何と声をかけて、7戦目をどう頑張らせようかなと」

「開口一番、『ようやってくれた!!』 『田中も人間だったんだよ』
『俺はここまで来たら、満足。明日はどうなってもいい』
最後に『でも、明日はうれし涙を流させてほしい』と伝えたとたん、
全員が「よっしゃ~!」と言ってくれた。これで勝てるなと思いました」

「日本シリーズは楽しかったですよ。
ジャイアンツを倒すことが生き甲斐でやってきて、強いものに勝って
初めて自分が認められますからね~」

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彼の話には「同感!!」が多かったですね~

「今の日本であまりに本音が少なくなってきたことは心配です。
本音でものを言うと『毒舌』とされ、ムニャムニャ言う人を『善い人』なんて。
個性と個性、人間と人間のぶつかり合いに火花が散らない・・・」

 ホント意思表示のできないダンマリ人ばかりのこの国は、この先
どこへ向かっていくのでしょうか。







風景の劣化は人間の劣化・・

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 近年、日本の風景・・・といえば、どこの駅に降りて、どこの街に行こうが 、
全国共通の似た看板がオンパレードよろしく並んでいて、灰色のシャッター街
が廃墟のように続く。そもそも小さな町には人影がなく、犬も猫もいない・・・。 

  私が招聘研究員として 所属する早稲田大学公共政策研究所で、
11月23日(土)に5時間半に及ぶ長丁場のシンポジウムを開催しました。

『風景とローカル・ガバナンスを問う』
-いま風景の劣化を食い止める主体は誰なのか・・・


 同僚の研究員がこのテーマで共同研究をして、修士論文に加えて博士論文を
パスしたので、彼が企画をし、大学の内外から一流の研究者を講師に頼んだの
ですが、学者が集うアカデミックなシンポジウムでは参加者100人で大成功と言
われる中、全国から150名を超える専門家が集まり、早くも次回の話が出る程。
(国土交通省や自治体、大学や民間の研究機関、NPOや公益団体、建築家、
街づくりチーム、シンクタンク、大学や院の学生などが参加しました)
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      早稲田大学
      11号館501で











 基調講演をお願いした中村良夫・東京工大名誉教授は、東大、東工大、京大
で、景観工学の研究と教育に携わってきた日本では超一級の学者です。
学者の話は難しいかなと思いきや、たくさんの写真や図表を使いながら豊富な
事例で実に分かりやすく、面白く、会場を惹きつけていましたよ~

 もう一人、鳥越晧之・早大教授(日本社会学会会長)の話と結び付けると
風景の劣化は人間の劣化」という本質論が浮かび上がってきます。

 最初は「エッ!」と感じますが、
生きることは生かすこと。風景は人間の洋服と同じ」という考え方に立てば
ナルホド!となりますよね~
 元々、人間は風土的な存在で、人間が山を見ているのではなく、山が人間を
見つめて、そこに人間が存在するということは、「自分自身が受け身で見られて
いるのも風景」となりますか。

 だから、「人が楽しんでいる様子が目の前に存在することが風景」であるという
前提に立てば、子どもが広場や公園で遊ぶ姿が消えていることは、将来を見据
えるとトンデモナイ事態なんですよね・・・。(彼らの子どもはどこにいくのか?)

 羽貝正美・東京経済大教授は、人間が経済的に豊かになりすぎた結果、
face to face の関係が無くなり、子どもが外で遊ばなくなった。
ゴミの収集も集団から戸別になり、地域や住民のエゴに行政が譲ったことになる。
 私も都心の某区で20年以上「ゴミ隊長」として近隣を当番制でまとめてきましたが、
高齢化もあり、ついに集団から戸別収集に切り替えました・・・。

 だから、「住民が行政を育てる、成長させる。地域に行政が参加する」方向に
発想を転換し、当時者意識をもった人を一人でも増やすことが重要ということに
なるでしょうね。

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終盤は6名の学者と
ファシリテーター(左)が
パネルディスカッション









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私の役目は「総合司会」でした。

 何せ、日本でも指折りの学者方を招いて、5時間半に及ぶシンポジウム
の仕切り役。
諸先生はいくらでもお話が尽きないのですから、おひとりづつ6人のパネ

リスト報告について、1人10分の時間延長を大らかに受け入れたら、60分
の延長もあり得て、時間通りには到底終わりませんからね~
(参加者は全国から駆け付けてくれて、帰りの予定もあるでしょうし、シンポ
 終了後には更に懇親会もあったのです・・・)

 ということで、司会者は表舞台にいる分目立ち、派手やかに映りますが、
仕事の実態は裏方的タイムキーパーを兼ねておりました。
で、「あと、5分で終了してください!」なんてお偉い先生にメモを飛ばし、
終了時間をピタリ修めた点では『神業』と褒めていただいたんですよ~(笑い)

 実は、シンポの企画段階から司会を指名されていたのですが、内心では
「こりゃ大変、疲れそう」と感じたので、「うちの院修了生には若くて綺麗な
マスコミの女性がいるのだから、そういう人にお願いしたらいかがですか」と
提案したのですが、「若くて綺麗でも内容の分からない人はやめましょう」と
ボスの教授に逃げられまして・・・(苦笑)。

 確かに、冷静冷酷に諸先生の発言を時間的にコントロールする役目は、
大奥をしきるに似ていて、私のようなタイプが適役だったかなぁ・・・と感じ、
たまには人さまの役に立てるものですね~(笑い)。






秘密保護法案と政治権力

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有楽町駅前で
演説する野党
の党首たち






 特定秘密保護法案について、強行採決が差し迫る中の12月4日夕方、
有楽町駅前で、野党7党の党首などが反対の演説をしました。

 舞台の背中は東京交通会館です。
例年どおり、眩いばかりのXmasイルミネーションが煌めいているのが
何とも切ない光景です・・・。

 民主党の海江田さん、共産党の志位さん、社民党の福島瑞穂さんなど
いずれも反対論は雄弁だ。でも動きが遅すぎたかなと感じるし、何せ
衆参を牛耳る自民党に数で押されたらどうにもならない。

 今日、5日に参議院の国家安全保障特別委員会で強行採決されたの
ですが、参議院では7日、22時間の審議だけで・・一体なぜ急ぐのか?

 安倍晋三総理が60年安保時代の岸信介首相の孫であることはご存じの
とおりで、当時の全学連や労働組合、市民が「日米安保条約粉砕!」を叫
ぶ中、岸内閣は5月19日に「新安保条約」を強行採決したのだが、
退陣の要求をする抗議デモが日々強まり、6月15日には、主催者発表で
33万人、警視庁で13万人が国会議事堂を取り囲んで突入した。その時、
東大生の樺美智子さんが機動隊に挟み込まれて圧死した。
やがて岸信介は、混乱の責任をとって総辞職に追い込まれている。

 安倍総理は、これらの大騒動を教訓にして国民が騒ぎ出す前に法律を
強行突破し、デモ隊をも封じ込めたいという意図があるのでしょうか。
それにしても、国会の様相を見ると「主権在民」は一体どこに・・・。

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 野党の声を編集すると、与党は野党やマスコミ、国民の反対を抑え込ん
で集団的自衛権の行使容認を進め、やがては憲法9条を変えて自衛隊を
軍隊にしたい。そうしてアメリカの期待に応えて、日本が参戦しやすくする
ということらしい。やがて軍靴の足音が聞こえてくるかもしれないですね。

 それにしても、戦前の「治安維持法」を思い起こすようなこの法律・・・。
国民は選挙で自民党を勝たせ過ぎましたよね~
 多くは経済の再生をはかって欲しいと、投票したのでしょうが、あまりに
大きな権力を与えると別の方向に一人歩きする怖さを感じませんか?

 与党と野党が、程よいバランスで押したり引いたりの切磋琢磨をして
政治に磨きをかけていくことが民主主義の原点かなと。
それをリードさせる主役は国民の筈ですが、「歌を忘れたカナリア」状態の
国民はあまりに無力で「思考停止」と言われても仕方ないですね・・・。









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