自宅の近くにあるプリンスホテルで、ある大学の卒業式がありました。
こういう場合目立つのはやはり女性の着物姿ですね~
今年も袴が多くて、次々と会場に消え、時間差で式典が数回に及んだ
のか退出してくる集団もいます。
自分について言えば、大学の卒業式では中振袖を着たことを懐かしく
思い出しますね~ お堅い大学で、女子学生は少数だったから、着物は
ほんのわずかでしたが。
最近の成人式で見る着物姿は、髪のスタイルや化粧が洋式というか、
濃い目で髪はザンバラで、下手をするとチンドン屋スタイルです。
着物も正絹ではなく浴衣を冬物にしたような(正直申して)見るからに
安物ぽくて、日本の伝統が毎年崩れゆくことに気持ちが暗くなります
ね・・・。 お母さんは娘のあの姿に何も言えないのかしらね・・・。
上に映した学校は國學院大学で、日本の文化を守り発展させる伝統を
もつせいでしょう、着物や袴の姿がきちんとしていて、お行儀も綺麗でした。
そして25日、東京都心の桜が開花しました。
「ようやく春がきたね~」という嬉しさと、「また桜の季節。人生早いね~」
という思いとが交差する複雑な心情・・・。
もっと歳を重ねると「あと何回桜を観れるのだろう」という、押されてくる
ような気持になるのか、ならないのか。
ブツブツ言おうが、桜は咲いてまた散るのですよね。