熟女はご意見番

2014年04月

I am right と自分の枠組外し

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グローバルビジネス
学会での安嶋明さん










 4月25日、早朝から日本みらいキャピタル㈱の安嶋社長
の講演を伺う機会がありました。
「今、イノベーションに必要なこと」のテーマで35年に及ぶ
国際舞台での経験を、世界の経済や政治の変動とともに
解説されたので、歴史的な変動を大変面白く聞けました。

 印象に残った言葉として

『組織にとって「自ら変化しない」こと自体がリスク』

これは個人も同じことでしょうね。

そして、『人は見たいものしか見ていない』

『形式知』の背景には『暗黙知』が存在し、それは文化と同じく
自分たちがコントロールできないということがあるからのようです。

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                                  4月26日、途中塾                               
                 の開塾イベントで








 本質的に同じ話を翌日も聞きました。
社会問題についても『人は自分の関心があるものしか観て
いない』のだと。

 だから社会を変えたいという以前に、見ている自分自身を
見つめないといけない。自分を囲む枠組みは「先入観」となっ
て存在するから。

 教育の現場事例は身近なテーマでしょう。
「学級崩壊」が起こり、生徒が騒ぎ、教室内を駆け回る。
教師の側から見ると「騒ぐな!、しゃべるな!」になり、
教師は「I am right , you are  wrong」と考えていて、
自分の授業や子どもへの対応に問題があるとは思わない・・。
教師がもつ先入観・・これはある種の支配でしょうね。

医師や弁護士は更に「I am right 」の別世界にいることは
彼らとの付き合いでよく感じることですよね。

性善説にのっとり、資格を得てからは誰もチェックができない
ままに、職業上の支配と被支配の関係を維持し、世の中の
枠組みは圧倒的な支配者が形成しているのだから、そういう
既得権益に対して一部の力では変えられないということでしょう。

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自分の枠組み外し・・・う~ん、最高に厄介な課題ですね。








「相棒」・・刑事ドラマのなぜ?

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   大好きなテレビの話です。
最近、刑事ものが増えて人気が高まっているように感じませんか?

テレビ朝日・・・相棒、刑事110キロ、おかしな刑事、土曜ワイド劇場
TBS    ・・・刑事どん亀
フジテレビ・・・松本清張スペシャル
テレビ東京・・水曜ミステリー、刑事ドラマLAW&ORDER などなど

 ただ1つ選ぶように問われたら、迷うことなく「相棒」ですね。

劇場版(映画)もよく観にいきます。
あの「踊る大捜査線」と同じくらい、ワクワクしますね~

水谷豊のキャラクターが鮮度を高めているのでしょうが、時折交代する相棒
の俳優も脇役として一流ですね。現在の成宮寛貴も素敵です。

 先日、テレビ朝日の人に話を聞きましたら、会議室では「今度はどういう
殺人事件にしようか」と打ち合わせをしているとか。ドッキリする話ですが、
そりゃそうでしょうね。毎回同じわけにはいかないでしょうから。

 そうそう、渡瀬恒彦も大ファンです。格好いいですね!!

 今なぜ、刑事ドラマがはやるのでしょうか。
元もと日本人の国民性は玉虫色を良しとして、自分の意思を明確に言えない
人を善人としてきた感じですが、社会のメジャーも否応なしにグローバルに
なってくると、内心では曖昧模糊が問題の解決になるとは思えないと感じる
人が増えてきたのではないでしょうか。
 
 外交しかり、防衛しかり。国際的に浮いてきて、うまく付き合えない。

 刑事ドラマは勧善懲悪の世界だから、普段自分たちができないことをドラマを
通じて自己実現しているのかもしれませんね。

 白か黒か、切った、張ったの明確な判断は日常できがたく、これだけが優れた
手法とは思わないけど、これからの日本人には、もう少しはっきりした意思の
表現が必要でしょうね。





芝増上寺の法然上人800年

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芝増上寺にて









 4月5日、芝の東京プリンスホテルに用事があり、地下鉄の大門で降りて
目的地に向かう途中、増上寺から賑やかな笛や太鼓が聴こえてきました。

ナニナニ?!

 芝の増上寺と言えば、ご存じ浄土宗の大本山で、中世の1590年頃から
徳川家の菩提寺になった名門度では最高峰のお寺さんです。

 奥へ進むと、ここは日本かと目を疑うような華麗な絵巻物の世界があり
ました。正装をした僧侶が数百人。皆さん古式ゆかしい装束です。

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 「この行事は何ですか?」と関係者らしき人に尋ねましたら、
「法然上人の八百年御忌(ぎょぎ)」とのことでした。

法然上人・・・1133年(長承2年)~1212年(建暦2年) 
         平安末期から鎌倉初期の僧侶。
比叡山の山門で天台宗の教えを受け、「南無阿弥陀仏」と念仏
を唱えれば、死後は平等に往生できると説いて、浄土宗を開く。

 沖縄県の久米島に生れ、京都で80年の生涯を閉じて2011年で
800年を迎えたのですが、大震災のため延期になり、803年目の
この4月に開催されたとのことです。

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  4月1日から4月11日まで各都府県から順次僧侶が集まってきており、
この時は山形地区の行事が行われていたのですが、山形だけで数百人!

 自分が知らない世界がまだまだたくさんあるのだろうと実感しながら、
おのぼりさん状態でカメラ片手に観察させていただきました。

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 道草を食った後にめざした(増上寺のお隣)東京プリンスホテルは、往年の
演歌歌手・畠山みどりさんに呼ばれて新曲の大ヒット祈願とバースディショー。

「とは・・・言うものの人生は」 (荒木とよひさ作詞・岡千秋作曲)の披露で、
特に2番の歌詞は、荒木さんがみどりさんをよ~く観察し、キャラクターを生か
しているよね~と、同じテーブルのご近所さんと話が弾みました。

<2番はこんな歌詞です>

歳をとったら お金だよ お金だよ カラオケ 温泉 海外旅行
 それが若さだ パッとやれ 死ぬときゃみんな 裸だよ とは・・・言うものの
 言うものの お金は心の友だちさ とは言うものの 言うものの
 まだまだ貯金も せにゃならぬ

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 畠山みどりさんとはお隣さんの付き合いですが、75歳を迎えています。

 今回のショーについては公演先の岐阜から携帯電話にお誘いをいただき、
この時期私も忙しいので、『できるだけ行くようにします』と返事をしました。

 そしたら、翌日また電話をいただいて、「今東京に戻ってきたんだけど・・・」
こうなると脱帽ですね。
 東プリに行ってみたら、ご近所テーブルに通されたのですが、みどりさんの
お声かけの成果で400名前後が参加していました。

 主役のみどりさんが一人一人に営業をする熱意には分野は違えど大いに
学ばされますよね~








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