熟女はご意見番

2014年07月

隅田川の花火に希望の灯り

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墨田区本所
にて







  7月最終土曜の26日、隅田川の花火大会が開かれて
96万人を超える観客が会場を訪れたとのこと。
 昨年は突然の豪雨で開始から30分で中止されましたよね~
今年は晴天に恵まれて、約2万発の花火が無事に打ち上げられ、
都心の空が華やかに彩られていました・・・。

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    今年も隅田川沿いに住まいをもつ10年来の知り合いの夫妻が
招いて下さり、バルコニーから2k所の花火を観つつ、少し暑さを
感じると、冷房の効いた室内に戻って、テレビで花火を観ながら
宴会をするお贅沢な時間と空間を楽しませていただきました。

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  後で肖像権を主張されるかもしれませんが(苦笑)、
室内はこんな感じです。
(さすがに花火の絶頂時はここに人はいませんでしたが)


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  この日の来客は30人近かったでしょうか。
以前にもT邸での花火見物をblogに書いたことがありますが、
毎年自宅を開放して、ご夫妻につながる様々な職種の方々が
1年ぶりに顔を合わせて近況報告をしたり、あるいは常連メンバー
がゲストを同伴したりと、お洒落なサロンになるのですよ~
(私もこの日は5名ほどをお連れし、喜んでいただきました)

 主催者はまだ40代のご夫妻ですが『人生の財産は人にあり』
を地でいく感じです。
今は昔のように自宅に人を招き入れるライフスタイルは珍しく
なっているので、「3丁目の夕日」はまだまだ消えていないと
希望の灯りを感じた嬉しいひと時でした。







欧州の友人、日本の若者にQ


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 上の写真は7月3日、夜の我が家です。
この日、歴史作家の童門冬二さんに来ていただいて、
吉田松陰を学びました。高校生から30代迄の学生と社会人を
主役に、18名が集まったのですが、後の懇親会にはヨーロッパ
の商社で仕事をしていて、出張で帰国中の友人(40代の男性)
が駆け付けてくれました。

彼が若者にこんな言葉を投げかけていました。

 『日本が今の(海外から見ているとかなり危ない)政治状況に
ありながら、大方の日本人は何も疑問を抱かないまま、体制側
に居続ける根拠は何ですか? 』

何ら言動を発信しないことは体制YESになるのでしょうね。

 
一瞬静まり返りました。こういう切り口で質問を投げかけられた
ことは今までなかったからでしょう。
 彼とは10年以上の付き合いです。開成高校から東京大学を
卒業し、大手の総合商社で働くという典型的なエリートなので、
優等生が語る政治的な発言を聞いたことはありませんでした。
それだけに真に迫るものを感じました・・・。

 大勢がいてワイワイ話していたので、すべてを聞き取れず、
欧州に戻った彼に、もう一度説明を求めたら、こんな返事が戻って
きました。

①日本人は自分を体制側に置いて発言する人が多い気がするが、
 その体制は本当に貴方個人を守るのか? 
②中東で起きている悲劇(戦争、難民)の地域を是非日本周辺に置
 き換えて想像して欲しい。自分がその中の住人だったら何を思うか。 
③他人の発言をそのままコピーせず、いちいち自分の頭で考えて
 欲しい。 貴方が賛同する発言者は大噓つきかもしれない。 
④(平和を例に例えると分かりやすいが)自分の(幸せな)持ち時間は  
 あとどのくらいあるのだろうか。その持ち時間が切れる前に、自分は 
 何をできるようになりたいのだろうか。

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   私の個人的な意見ですが、今の時代の鈍なる空気にはブレーキの
かからない不穏な動きを感じています。
 戦後の荒廃の中で育ち、生きてきた私は「もしや手遅れでは?」と
すら思い、背中に戦争の臭いや軍靴の足音が追いかけてくる感じ・・・。

 物言わぬまま太平洋戦争に引きづり込まれた日本人は、70年後、
また同じように『いつか来た道』に戻りつつあるのでは?

老婆心なら幸いですが、皆さんは①②③④をいかがお考えでしょうか。







岸・吉永・・美貌の秘薬とは

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日比谷の
日本記者クラブで










 7月7日、記者クラブの会見場に日本を代表する女優2名が
登場しました。この日ばかりは中高年の取材記者が多数集まり
まして・・・「俺に行かせろ」とやってきたのでしょう(笑い)。
普段はめったに姿を出さない日経新聞のOB記者(知人)も
いて、私に「おっ!小百合さんかと思ったよ」なんて照れ隠し。

ー岸惠子さんと吉永小百合さん。
共著で『歩いて行く二人』(世界文化社)を15日付で出版する
お披露目会見でした。受付前からおじさん記者たちがソワソワ。

 
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 年齢を冒頭で出すのはマナーに反するかもしれませんが、
岸惠子さんは80代で、吉永小百合さんは60代後半です。
 ここに掲載した写真を周囲の女性に見せたところ「どこかに
美貌を保つ薬があるのでは?」と何人もから羨望の声があが
ったけど、それはどんな名薬でしょうか?

 勿論女優ならではの「人に見られる職業だから、自分が商品」
という優越性があるにせよ、それだけではなさそうでして。

当日のインタビューと、本の内容から『秘薬』とは

①仕事に絡んだ目的意識。
 岸さんの目標は『わりなき恋』の映画化であり、
 吉永さんは映画のプロデューサーになりたい。

②社会的関心と意見の発信
  二人とも戦争や核への反対、日本の憲法を守る活動などに
  声を出し、具体的な行動を起こしている。


とかく日本の女性は50代の頃から「もう歳だから」とか、
「良い歳をして」なんて相互に牽制球を投げ合うことが多いけど、
たった一度の短い人生なのに、勿体ない感覚ですよね~

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 7月12日、渋谷のオーチャードホールで加藤登紀子さん(70歳)
のコンサートがあり、いつもながらメッセージ性の高い歌の数々
を聴いてきました。

 登紀子さんも赤やピンクや緑や白など、お派手な衣装を変えて
身を包み、ピンヒールを履いて歌い、スピーチをします。
言葉のあちこちに反戦や反権力や、弱い立場への配慮があり、
歌を通じて社会運動をしていることを感じますね~

 
9月25日(木)の18時から、加藤登紀子さんを招いて、
 早稲田大学の小野梓講堂であの頃の学生運動を語ってもらい、
 若者に明日への勇気をもらうと同時に、ミニコンサートを予定
 していますので、ご希望の方々はご一報ください。

 chieko@va.rosenet.ne.jp

 

地方議員て何する人なの?

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    東京都議会のセクハラやじの次に出てきたのは、兵庫県議による
政務活動費「詐欺疑惑」?
 
 野々村竜太郎議員、47歳。年間に195回の日帰り出張で300万円。
どこに何をしに出かけたのか、説明なし。
しかも会計処理はレシートによる裏付けのない粗い自己申告だけ?

 幼稚に泣きわめいたところで、そんな話を誰が信じるの?! 

残念ながらバッジを付けた議員て、いい加減な人が多そうですよね~
(知り合いにはアグレッシブに活動している議員もいますが・・・)

先生と呼ばれる大方の彼らは何をしているのかご存知でしょうか?

 どこの地方議会でも政策立案の90%以上は官僚が考え、提案し、
議員はYESかNOか、それも政党の指示(党議拘束で)挙手をする
だけです。(本来は政策提案が議員の仕事ですけどね)
 あとは、冠婚葬祭に顔を出し、次の票集めに備えている。
これでは真剣に考える必要もなく、お頭は悪くなるばかりで、暇つぶし
と予算の消化に余計なことをしているのでしょうか。

(今まで野々村議員は出鱈目やってもお咎めなく通してきた・・・。
民間では考えられない世界が特権として存在するのが現実)

 「民主主義」下の「住民代表」とはいえ、地方議員は必要でしょうか?

 この情けない現状・・最終的には住民の責任だろうと感じます。
議員が日常、何をしているかに関心を払うこともなく、真面目に選挙と
向き合うこともなく、政治の話は野暮と決めつけ、多額の議員報酬に
ついて垂流しを黙認しているのですから。
(議員報酬は政務調査・活動費を含め年間@2000万円~2500万円)

 最初の大学を卒業する時、民法の担当教授からの贈る言葉・・・。
君たちは国費で賄われた大学を卒業するのだから、生涯にわたって
世のため、人のために尽くしてください。ただし、どんなに落ちぶれても
政治家にだけはならないように…』


 後半の政治家NGのことは、どんな意味を込めて話をされたのか。
とおに天国にいかれた教授の内面的な心情はわかりませんが、
私は岩垂 肇さんのこの言葉を何故か守ってきて、選挙(政治)への

誘いはすべて断ってきました。
 最近何となく(部分的に)理解できるようになりましたね~(苦笑)




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