4月末、主宰する塾で勉強会を開いた折、国際機関IMF(世界通貨基金)
の広報マネージャーと、総合商社の欧州本社マネージャーというバリキャリ
国際人(40代)2名を講師にお願いしました。
テーマは『日本の成長戦略ー行動を促すために必要なこと―』。
アベノミクスの成長戦略の中に「女性の活用」が含まれていますが、
なぜ女性の活用が進むと経済成長にプラスになるかについては明確に
説明されていませんよね・・・。(「理念なき目先の方針」の印象です)
北欧は女性の社会進出における先進国の典型ですが、
1970年代までは就業率が低かったとか。その後徐々に長時間労働を
やめ、父親の育児休暇の権利を徹底し、保育所を増やした結果、社会
進出がめざましく、女性のリーダーを数多く輩出したようです。
ここで『ゴールデンサークルと、まずwhy から始めよ』(サイモンシネック)
が話の中心になりました。(下の写真でホワイトボードに記載)
「why」は理念であり、信念・信条、志、企業理念で、
「how」は実現するための方法、
「what」は実現するためにすること(ex.女性幹部を増やす)
本来は、why ⇒ how ⇒ whatへと進むべきところ、
大半の人や組織は自分が何をしているかを知っているが、なぜそれを
しているか(理念)をあまり理解せず、曖昧にしたりする・・・なる程!
安倍政権が広報している『2020年までに女性の管理職を30%』も根拠
はよくわからない。これだと「政権が変わると同時に消えるだろう」と疑い
ながら聞き流している人が多いでしょうね。ある種のオオカミ少年・・。
総合商社の欧州マネージャーが具体的な事例を出して説明してくれた
のですが、女性幹部の数値目標を上げれば日本が競争に勝てる国に
なるのではなく、フィンランドの基本的価値観にあるように
まずは『女性と男性の機会の平等・・・日常生活において性別に関わる
圧力や制約を受けず、自分で選択し、能力を発揮できること』が前提に
あれば、裾野が広がり母数集団が増えて、男だ女だを超えて優秀な人
が増えるということ。企業なら国際舞台で戦えるということでしょう。
高校野球で甲子園に出るために例えば青森県民だけでチームを編成
したら、東京や大阪の母数が大きいチームに勝てるわけがない、だから
全国から選手を集めることが当然なのだ・・・は分かり易い事例でした!
これまで女性は学歴や意欲があれど、社会的訓練の場が少ないし、
(そもそも夫の理解度が低いことを中高年の妻族は皆認識している)
逆に甘やかされて上げ底の靴を履いた勘違いの女性が多くいることを
考えると、女性の幹部を増やせば企業や自治体が優秀な成果を上げ
競争力が上がるという説明の違和感。女性もピンからキリまでいるの
だから、能力の低い女性を上げ底で優先したら目的がずれるでしょう。
⇒すべての機会平等・・・これこそがパワーになるのだと納得しました。
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参考までにOECDによる男女平等ランキングは(2014年)
142ケ国中、日本は104位。韓国は117位ですが、近々抜かれるようです。
また、女性の政治への関与では、日本129位。何とも情けないですね。
の広報マネージャーと、総合商社の欧州本社マネージャーというバリキャリ
国際人(40代)2名を講師にお願いしました。
テーマは『日本の成長戦略ー行動を促すために必要なこと―』。
アベノミクスの成長戦略の中に「女性の活用」が含まれていますが、
なぜ女性の活用が進むと経済成長にプラスになるかについては明確に
説明されていませんよね・・・。(「理念なき目先の方針」の印象です)
北欧は女性の社会進出における先進国の典型ですが、
1970年代までは就業率が低かったとか。その後徐々に長時間労働を
やめ、父親の育児休暇の権利を徹底し、保育所を増やした結果、社会
進出がめざましく、女性のリーダーを数多く輩出したようです。
ここで『ゴールデンサークルと、まずwhy から始めよ』(サイモンシネック)
が話の中心になりました。(下の写真でホワイトボードに記載)
「why」は理念であり、信念・信条、志、企業理念で、
「how」は実現するための方法、
「what」は実現するためにすること(ex.女性幹部を増やす)
本来は、why ⇒ how ⇒ whatへと進むべきところ、
大半の人や組織は自分が何をしているかを知っているが、なぜそれを
しているか(理念)をあまり理解せず、曖昧にしたりする・・・なる程!
安倍政権が広報している『2020年までに女性の管理職を30%』も根拠
はよくわからない。これだと「政権が変わると同時に消えるだろう」と疑い
ながら聞き流している人が多いでしょうね。ある種のオオカミ少年・・。
総合商社の欧州マネージャーが具体的な事例を出して説明してくれた
のですが、女性幹部の数値目標を上げれば日本が競争に勝てる国に
なるのではなく、フィンランドの基本的価値観にあるように
まずは『女性と男性の機会の平等・・・日常生活において性別に関わる
圧力や制約を受けず、自分で選択し、能力を発揮できること』が前提に
あれば、裾野が広がり母数集団が増えて、男だ女だを超えて優秀な人
が増えるということ。企業なら国際舞台で戦えるということでしょう。
高校野球で甲子園に出るために例えば青森県民だけでチームを編成
したら、東京や大阪の母数が大きいチームに勝てるわけがない、だから
全国から選手を集めることが当然なのだ・・・は分かり易い事例でした!
これまで女性は学歴や意欲があれど、社会的訓練の場が少ないし、
(そもそも夫の理解度が低いことを中高年の妻族は皆認識している)
逆に甘やかされて上げ底の靴を履いた勘違いの女性が多くいることを
考えると、女性の幹部を増やせば企業や自治体が優秀な成果を上げ
競争力が上がるという説明の違和感。女性もピンからキリまでいるの
だから、能力の低い女性を上げ底で優先したら目的がずれるでしょう。
⇒すべての機会平等・・・これこそがパワーになるのだと納得しました。
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参考までにOECDによる男女平等ランキングは(2014年)
142ケ国中、日本は104位。韓国は117位ですが、近々抜かれるようです。
また、女性の政治への関与では、日本129位。何とも情けないですね。
