熟女はご意見番

2016年01月

ディーン・フジオカさんに共感!

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NHK
「あさが来た」から







  今放映中のNHK朝ドラで大阪財界の父と言われた五代友厚を演じた
ディーン・フジオカさんが注目されています。

 福島県出身で大学はアメリカのシアトル。香港のクラブでスカウトされ、
台湾のドラマで主役デビューしたから「逆輸入俳優」というらしい。

 朝ドラでの出演が終わって後、NHKの「あさイチ」でインタビューに答えた
話が最高に面白かったですね~

 インドネシア国籍の女性と結婚して(家族はジャカルタに住んでいるから)
日本での仕事は単身赴任ということだが、大阪での撮影期間に「時間が
ある時は何を?」の質問に、『パトロールをしています・・・』と。

 私は思わず拍手をして喜びました!
なぜなら私が住まいの近辺や、毎週のように出かける銀座でしていることも
『パトロール』そのものだからです。
 パトロールは元々は「警官による巡回」をさし、事件や事故の早期発見や
防犯的な行為をいうものでしょう。

 私流のパトロールは、街を歩きながら困っている人はいないか、悪さをして
いる人はいないか、大騒ぎやお行儀が悪くて周囲を困らせている人はいない
かを探し歩き、必要に応じてサポートしたり、注意をしたりするのですが、
フジオカさんも同じようなもので、更にストリートパフォーマンスから出発した
原点を忘れまいと、演技の勉強に繋げている点が共感を覚えますね・・・。

 感ずるのですが、日本が世界で最先端の高齢社会になり、時間を持て余し
ながら、毎日TVを見て暮らしている中高年には、ぜひ街に出てパトロールを
してほしいなと思います。 特に大人からきちんと育てられていない若者に
声をかけてほしいと思いますし、6人に1人といわれる貧困状態にある子ども
に何らかの手を差しのべるなど、できることはたくさんあるのでは?
それが平和な日本に暮らしてこれた大人の社会的責任ではないだろうかと・・・。
 
 








東京は5cmの雪で大慌て

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東京都心の日比谷
公園近くで





 1月18日の明け方から都心に雪が降りました。
とはいえ、うっすら5センチ程度です(昼間、隅に片付けてこんな感じ)

 毎度のことですが、NHKはテロップを流しての大雪騒ぎとなり、
発着密度の高い電車は遅れ、雪と線路が無縁な地下鉄まで遅延気味。

 当日は午後3時から写真の日比谷界隈に出かけました。
ある省庁の事務次官を迎えて講演を伺い、新年のパーティがありましたが、
参加者は申込みの半分とのこと。理由は殆どが雪のためみたいです。
比較的高齢者が多いので、電車の遅れや寒さで控えたのでしょうね~

 翌日のお昼に、最寄りの駅に近い馴染みの鮨屋さんに行きましたら、
店長から『都心に雪っていっても、雪の多い地方から見たら笑えるでは?』
との話が出ました。
 『そうなんですよ~ 私は子どもの頃、雪が1メートル以上積もる町に暮ら
していたので、東京の大騒ぎには毎回笑っちゃいますよね~』と。

 人口1000万人を超えて、網の目のように張り巡らされた交通が鈍化する
ことを笑うのではなく、(これもややおかしいですが・・・)
個々人が滑ったり転んだり、自動車が立ち往生やスリップするという、
(失礼ながら)トンマな現象に思わず笑うのです。

 雪が珍現象なので、全体の設計ができていないし、何よりも覚悟や心構え
ができていないというか、雪にはオドオドしてメンタルが弱腰なんでしょうか。

 なんて都会人の悪口を言いながら、雪見酒が何と美味しいこと!(笑い)










 

ご挨拶と梶田隆章さんの会見

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2016年
私の年賀状です











  明けましておめでとうございます。
 2016年をどんな思いでお迎えでしょうか。

 年頭で私が個人的に気にしているのは、今の日本の社会の空気感
とでもいいますか、過剰な敬語や丁寧語を使いながら、回りくどい割には
どんな分野でも中身の薄い話や説明が多く、自分に球が飛んでこない
ように逃げている人が目立つ現状は、どうしたものかと感じています。
 つまり発想が自由でなく、皆それぞれが束縛されている状況から
逃げたい、責任を背負いたくないと感じることの現れでしょうか・・・。

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 そんな折、今日の1月7日、日本記者クラブで開かれた、
2015年のノーベル物理学賞受賞者・梶田隆章さん(1959~)
(東大宇宙線研究所長)の会見に参加してきました。

 マスコミの記者に囲まれて緊張気味でしたが、受賞のセレモニー
が終わり、今までの会見とは違うような、チラリ本音をのぞかせて
くれた印象ですね・・・。

①高校1年で理系に関心をもったきっかけは、理科の教師が
 「宇宙の不思議」など教科書を離れた話をしてくれて面白かった。
②今は若い研究者が短期的な成果を求められ、長期的な視野で
 研究を進められない環境が深刻になってきている。
③ノーベル賞に至るまでを振返ると、自分が掴んだものを信じて
 離さない・・
 何が理解できていないか、何がおかしいか等について、
 うやむやにしない、放り投げず、間違いを見つけたら修正をして
 いく態度が重要だと思う。
④(記者から『最近ノーベル賞の受賞が多いのは、高度成長の
 時代は科学技術の予算が豊富について、その投資が功を奏した
 と思うが、今は予算も人も減り、政治が劣化している。この先を
 どう感じているか
』と問われ)
 ⇒その通りだと思う。研究者が自由な発想で、科学的好奇心を
 もつような風土を保たないといけない。
⑤現在、中国のビッグプロジェクトには日本より凄い予算がついて
 いるので、科学的な面でも中国と日本が反転しそうな危機感を
 抱いている。日本は若い人にとって魅力を感じない国になってき
 ているのではないか。
















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