木綿子B






















                                              (イラスト:NEWROCK  YUKO)
<今の日本、爺じとおじさんはナベ蓋が好き>

 「世代交代」の一般的な意味は「年長者が退き、若い人が活躍の
中心になること」とされています・・・。

 昨年の2011年11月11日に、プロ野球の読売巨人軍の運営会社ー
(株)読売巨人軍の球団代表、清武英利氏が次期のヘッドコーチ人事
の件で渡邉恒雄会長(読売新聞グループ本社代表取締役会長、主筆)
を告発した問題はメディアを騒がせ、多くの記憶に新しいと思いますが、
内容の背景や信憑性はともあれ、誰もがナベツネさんに対して内心感
じたものがあったのではと思います・・・。
 マスメディアの権力を背にいつまでも組織や人を牛耳る85歳。 
年齢による差別をする意識はないけれど、正直格好悪いですよねー。
 まあ、ナベツネさんは「相当分厚いナベ蓋」には違いないでしょう・・・。


 <同窓会の世代交代ワタシ流>

 今春4月から母校である大学院の同窓会で、幹事長を引き受けること
になりました。トップは会長で、幹事長は同窓生と大学との調整役をしな
がら数十名の幹事を束ねて実務を進行する、いわば事務局長ですね。

 私学にとって同窓会は有力な応援団であり、双方の協力事項が多い
ため(研究員で日常出入りする私に)大学から会長を受けてほしいとの
あり難い希望もいただきましたが、それはNOとお断りした上で、ワタシ流
の世代交代をイメージしました。

 ごく普通の同窓会はともすればご長老がナベ蓋になっており、世代交代
は中々進まないのですが(若い世代は忙しいし下請けを嫌って受け手が
いない)、私の方では、会長はOBOGの希望の星であってほしいと現役
バリバリの42歳(関西のマスコミで報道デスク)を口説き落としました。
まあ、かなり年上の女房役として、縁の下の力持ちとなり雑用や事務手続
きは何でもこなしますとの条件を申し出て・・・ですけど(苦笑)。
 更に、副幹事長には敢えてIT関係の起業家である30代にお願いしまし
た。PCを駆使する名簿の管理やネットワーク形成の能力が高いからです。

 イラストでいえば、左のタテ型を避けて(ナベ蓋になるの、嫌じゃネー)、
右のヨコ型への世代交代をしようということになりますか・・・。
 私たち熟年は積み上げてきた経験やノウハウをもって、若い世代の背中
を押しながらバトンを渡し、受けて立つ次世代は過去にとらわれない発想
で変動する現実を読込んで、明日の課題を自分のものとして問題の解決を
図ることがお得意だし、先の短い世代より真剣な筈ですもの。

<次世代のスピード感や改革芸に託そう!>

 これまで経験した町会でも、仕事として受けた行政機関の政策評価でも、
殆どがナベ蓋組織となって新しい発想を抑え込んでいるなーと実感。
特に男は「俺が生きている限り」とバトンを握りしめ目を光らせるのはなぜ?
所詮人は死んでいく身。明日を担う若い世代に「仮免許」でも良いから発想
と運営方法の転換を期待して、経験やノウハウを早めに伝達してほしい。

 上記同窓会長となる某マスコミの報道デスクから最近いただいたメール
によりますと、橋下大阪市長について、「今まで2年かかってきたことを2日
でやる」と豪語し、実際に猛スピードで物事を進めているとのこと。
 そして、数十年間動かなかった地方分権が現実的に動き始めたことを目
の当たりにしているそうですが、長老といわれる爺じやオジサンたちには
スピード感からしても中々できない改革芸ではないでしょうか。