DSCF1514








泉岳寺にて、
四十七士が眠る
墓所への列・・・
(12月14日)




 かの赤穂浪士の討ち入りは元禄15年(1702年)の12月14日だったから、
それから早くも 310年が経っているのですよね~
  男は大石内蔵助が一番と思い続けているので、14日は東京にいる限り毎年
泉岳寺にお参りに出かけ、内蔵助のパワーをもらっています。勿論今年も。

 討入りの翌年2月に、芝高輪の大名屋敷内で切腹した赤穂浪士は、そのまま
泉岳寺に埋葬されて永遠の眠りについています・・・。
 年により参拝客は増減するのですが、多分3万人前後が14日の義士祭に
参加するといわれるから、どう考えても日本最大のヒーローでしょうね。
(歴代の天皇でも、名だたる総理大臣でも、石原裕次郎や美空ひばりも、毎年の
命日に万人単位で参拝客を集めることはできませんからねぇ)

 
DSCF1513



 


        
       
        四十七人を
        祭る墓所で








DSCF1511












        大石内蔵助
        は45歳で・・











毎年思うことですが、なぜ日本人は忠臣蔵に惹かれるのでしょうか。

 消えつつある武士道精神を直に求めて・・・そんな感じがしますよね。
彼らの行為は、凶器準備集合、殺人予備、家宅侵入、器物損壊、傷害致死、
殺人、暴行・傷害と、現在の刑法に照らし合わせると、全員が大変な凶悪犯
なんだけど、江戸の時代から庶民は拍手喝采したらしいですよ~

 多少のマイナスは片目をつぶるから、生命をかけて権力に立ち向かって
欲しい・・・と判官びいきの庶民が思う心は、300年以上を経ても変わらな
いということでしょうが、そんな大石が今一人位どこかにいませんか?

DSCF1520





         大石の勝守です









  
 泉岳寺にいくつど、写真の勝守をいただいているのですよ~
元々は「摩利支尊天」とされるインドの神で、勝負ごとに強く念ずれば
一切の災いから逃れるとして、古くから武士たちの間で信仰されていた
ようです。
 大石は髷(まげ)の中に、摩利支天を納めて討ち入りに臨み、本懐成就
を遂げたと伝えられ、その由来から「勝守」として受け継がれてきました。

 私は今回の衆議院選挙に臨んだ息子同様の若者が、郷里での準備に
向かう前、勝守をいただくため泉岳寺に行き大石の墓前でお香を焚いて
「彼にパワーを」とお願いしました。
 当選には届かなかったけど善戦し、何よりもさびれてしまった地方の街
に「希望の松明」を照らしたことは、遠からず大石の精神が生きてくると
思うし、東京に帰ってきたら「よく頑張ったね!」と声をかけたい・・・。 

 皆さまもどなたかへの願いを込めて泉岳寺に赴いてみませんか?
(JR品川駅から徒歩12分、地下鉄泉岳寺駅から徒歩2分)