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日比谷の日本記者
クラブ9階から見る
美しい光景です・・






 昨18日、プレスセンターの9階、日本記者クラブ内で、国際情勢を学ぶ定例
の勉強会がありました。新年早々、予定の講師は外務省の事務次官でしたが、
今の最難問・・アルジェリアの人質事件で当然のことながら貼付け状態となり、
代りに審議官から日本外交の課題を伺いました・・・。

 いつものことですが外務省高官のレベルの高さに政治家は到底及ばない・・・。
(専門性の度合いも知識や教養も違うのでしょうね~。日本もアメリカ流に大臣
 は国会議員の資格を問わず、国の最高レベルを配置して欲しいなぁと毎回
 思いますね~ )

 この勉強会はオフレコなので私もめったに内容に触れることはありませんが、
 脳裏に残ったのは最近は誰も触らぬTPPの話。世界は廻っているのにねぇ。

①トヨタなどの日本車は、米韓FTAにより関税ゼロでアメリカから韓国に大量に
 輸出されているそうですが、逆に韓国は(関税がかかるため)日本から輸入
 しない。車だけでなく日本は様々な業界で空洞化が起きていますよと。

 TPPも同じことで、↓
②TPPへの加入について仮に日本が今から加入したいと(アメリカに)申し出て
 も、2013年は3月、5月、9月の3回しか受入・加入のチャンスがなく、しかも、
 事前調査にに3ケ月、議会での審議に3週間かかるので、すでに3月5月には
 間に合わないそうですよ。 今から申し出ても9月がギリギリで、かつ9月は最後
 に政治的決断をする場面。今までもたついてきた国をすんなり受け入れますか?
③業界のトップたちは、「とにかくどっちへ向かうのか、結論を出してくれ~」と。
 さもないと準備のしようがなく、世界から置いてきぼりになるばかり。

<世界は回っています。それは日本の時計ではありませんよ・・・と>
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「和を以て尊しとなす」・・・聖徳太子による十七条憲法(604年)の時代から日本
の価値理念を表した道徳ですが、グローバルな対応をスピーディに求められる
現代に「皆さんと仲良くじっくり考えましょうね」なんて、いつまでもズルズルと結論
を先送りにしてよろしいのでしょうか・・・?  

<桜宮高校体育科のこれから、そうだ、橋下頑張れ!>

結論を先延ばしにする国民性の典型事例かなぁと思いますがー、
 大阪市立桜宮高校体育科の生徒がバスケットボール部で顧問の体罰を受けて
自殺した事件。バレーも含めて暴力団めいた体罰が日常的だったらしいですね。
橋下市長は体育科の生徒募集の中止を教育委員会に告げた後、ツイッターで
こう語っていますよね~

顧問の暴力を誰も止めることができなかった。周囲の教員も、生徒も、保護者も。
そして生徒が死に至った。この実態解明、原因究明せずしてなぜ新入生を受け
入れることができるのか。体育科をめざして頑張ってきた受験生には申し訳ない。
しかし、今、桜宮高校体育科は新入生を受け入れる状態ではない


 ⇒その通りではないでしょうか。
  そもそも、なれ合いで何が起きても見て見ぬふりをする学校という密室。
  問題を隠し、解決を先送りにする教育現場(教職員)の体質を根本的に変え
  ないと、いじめと同じく、永遠に繰り返されるのではないかしらね・・・。
  生徒の思いも分かります。でもあんな物騒な学校に命をかけてまで行くの?

 橋下市長は、更にもし教育委員会がこの申し入れに従わない限り、教員の給与
は市長権限だから予算をストップすると発言して物議をかもしていますが、
これとて、「そうだ! 徹ちゃん、頑張れ~」です。

 日本の首長に与えられた権限は欧米に較べると小さいし、「和をもって云々」
がすべてブレーキになり、結論を許さない。市長がこれくらいの発言で「独裁者」
なんて言われたら、誰が命懸けの改革をするのでしょうか?!

 この国の行方は、政治家や官僚や教員など以前に、国民意識の転換がない
限り、方向なきノロノロ運転で世界から取り残されていくのでしょうね・・・。