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 私のつたないblogを愛読くださっている友人から大変興味深い
内容のレターをいただきました。以下↓↓

 「先日孫のピアノ発表会で武蔵小金井の楽器店の小ホールに
出かけました。

主催者側の男性が『個人情報保護の観点から撮影はご自分の
お子さんのみで
お願いいたします』としたり顔で言いました。

もちろん集合写真の撮影もありません。
自分の娘の発表会の
ドレスオンパレードな集合写真が貴重な遺物に思えました。

 いつか羽田さんがおっしゃってた、大規模な団体のみに適用
だったはずの法律の
拡大というか、拡小解釈ですね。この男性の
論理でいけば、TVのニュースで人ごみも
映せなくなりますよね。
そういう風潮を作ることが自分たちの首を絞めることになる、と

私たち日本人は気づかないで周り5mのことだけを考えている・・

⇒凄いというか、怖いというか、(上から目線になるけど)、
 大衆は無知にして、自ら断崖絶壁に向かうものかもしれないですね。

 元もと「個人情報保護法」は
①5000人以上の名簿を扱う事業主に営利目的の使用を禁止して
 管理上の責任をもたせ、
②マスコミによる人権侵害を防止しようとしたものの筈ですが、
 なんだか知らないけど、子どもの学校の名簿も、地域住民の
 名簿も作らない風潮を生んでいますよね~

で、集まりの写真も個人限定って・・誰が規制しているの?!

 いっそのこと、そんなに個人情報云々で自分を隠したいのであ
れば離れ小島に行ってもらうか、街中であればマスクしてサン
グラスして、コソ泥風に頬被りするか、ユルキャラのぬいぐるみ
状態で抜き足差し足で暮らしたらどうなのでしょうか(笑)

※こういう場合、できれば会場の誰かがNONを言えればと思い
 ますけど。ダンマリはどうなんでしょうか。決して格好よくは
 ないですよね~ 
 北朝鮮でないのだから、しょっ引かれることはないですしね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 彼女からは併せて質問をいただきました。 以下↓↓

 「今、憲法を変え、自衛隊を合法的な国軍にして強力な日本にしよう
とする動きがあります。友人たちからも『だってやっていることは軍隊じゃ
ないの』と。私もそちらに傾きつつありました。
でもそれは歴史をみるととても危険なことに思えるのです」


⇒たまたま4月6日に、防衛大学の教授である知人を講師にお願い
 し、現状をどう見るか勉強会を開きました。

 防衛省関係の幹部が何を語るか・・、皆さんはどう予想されるで
 しょうか。多分憲法を改正して自衛隊を軍隊に変え、正々堂々と
 行動できるよう認知してもらいたいのでは? と思われるかな。
 
 この教授の考えを参考に個々人が考えてみてほしいのですが、
彼の冷静な見解は、私のボスだった筑紫哲也さんとほぼ同じで、とても
安堵いたしました。


⇒結論は憲法を変えずしても、今の軍備で必要な防衛ができること。

(諸外国から見たら自衛隊は軍隊だから、憲法を変える必要はない)

自衛隊は戦後約70年、どの国とも戦争せず、誰一人殺さず、

自衛官は一人も殉職せず、防衛をしてきたのだから、あと30年間

このままで平和を守れたら100年戦争をしなかったスイスや
スウェーデンと並ぶ世界のビッグ3になり、
畏敬の眼で見られる。
それが理想だ。

(国民は歴史を忘れているが、終戦以前の70年は戦争の繰返しだった)

そもそも日本国憲法は人権規定が優れていて、アメリカから見ても
世界一の憲法と評価されて
いる。それをなぜ変えたいのか?


 石原慎太郎は盛んに憲法を改正して軍隊をもち、戦争を辞さない

ような発言を繰り返しているが、ああいう感情的な人には最も自衛隊
や憲法
に触れて欲しくない。市ヶ谷で割腹した三島由紀夫も同じだ。

 あくまで冷静で沈着で、国民全員の生命を最優先する人でないと、

自衛隊の指揮はできない。自衛官は国民の平和のためになら喜んで
働くが、誰一人戦闘を望む者はいない。


 ただ、最近の国内世論や政治家の発言、近隣諸国の動きには、
はじめて危険な臭いを感じているが、さりとて憲法改正や自衛隊の軍隊化
とは切り離して考えるべきだ。

 防衛一筋に生きてきた人のエッジの効いた話を皆さんはどう感じ
られましたか?