
松本市内で
先週末、松本での同窓会に、広島からドクター暁さんがやってきました。
2012年11月 26日のblogに書いた「旧友と紅葉映える山口の旅」の暁さん
です。
脳神経内科医で、高齢者を主な対象に診療にあたってきた筈だから、
認知症などの発症を避けて「健康で長生きするにはどうすれば良いの?」
とお会いするつど何度でも聴いてみたくなります。
今回も同じ質問をしました。
(私の内心には、ご近所の高齢者や亡くなっていく方をみていて、
理想として自分の役割を考えながら、希望をもって行動している人は
80歳になっても元気で暮らせるなぁ・・・と感じているものですから・・)
ドクター暁さんが面白い話をしてくれました。
(1)人間は長年生きてきた過去はフィックスされた事実で変えることはでき
ないけど、その先には自由に書き込める「白い部分」ー白板(ホワイトボード)
がありますよ。
(2)大半は過去を振り返って現在の立ち位置にとどまり、そこからものを見
て「この先どうしよう」と漠然と考えているが、仮に80歳まで生きるとして、
そこから現在を見つめてみよう。60歳なら20年が真白く残っている。
(3)誰しも、歳をとっていくと、3つが襲ってくる。
①老化・・・部品の劣化だから「老化防止」なんて本当は嘘っぽい。
②病気
③廃用・・・長い間使わないと機能が失われていく。
①は避けられず、②は治癒できないことも多いが、3要素の1つと思えば
さほど深刻にならなくても生きていける。
しかも③は努力次第で機能を保つことができる。ここがポイント。
(4)⇒だから、③を重視しながら
この先の白い部分をどう塗り込んでいこうかと、夢をもちながら暮らして
いる人は、やはり元気だ。(三浦雄一郎さんはその代表例なんでしょうネ)
そして、①②③がすべて完結する時が人の死ということになりますね・・と。
私も発想を変えながら、ホワイトボードを色濃く書き込みたいですよ~
