12日県政報告をする
金子ゆかり長野県議.
(RAKO華乃井ホテル)
2012年2月12日、寒さ厳しく4年ぶりに御神渡りありの信州諏訪湖畔で開催された
長野県議会議員 金子ゆかりさんの県政報告会に友人と出かけてきました。
ゆかりnとは大学院で席を並べて以来の同級生で、私の母が卒業した(諏訪の)
女学校の何十歳も若い後輩になるなどご縁が深く、家族ぐるみのお付き合いを重ね
ているので、私も応援団の一人なんですよ~。
前日の夕方、上諏訪駅に降り立ったとたん目の前に飛び込んできたのは、
真正面にあったデパート「丸光」が1年前に閉店して暗闇になっている光景でした。
話はゆかりnから聞いていましたが、現実は周辺を巻き込んで街の灯りを奪うので
うーん、絶句するような思いです・・・。
諏訪市は人口51.000人の小都市ながら世界的な企業セイコーエプソンの本社が
あり、精密機械工業や観光などで従来はもっと華やぎをもつ街でした・・・。
この状況では、ゆかり議員のご苦労は大変だろうなー・・・。
それでもRAKO華乃井ホテルの大広間に後援会の参加者を430名集めたのは
サスガにゆかりnの引力! 諏訪の希望の星でありマドンナちゃんですよねー。 地方議員の活動は地味ながら
息を抜く暇もない印象を受けます。
議会や公式行事などフォーマル
な場所に出席する他、視察、訪問、
研究会、懇親会、親睦ゴルフコンペ
などで毎日ハシゴ年中無休ですね。
その上やはり「有権者は神さま
です」の客商売に近い仕事でしょう
から、元気者の私でもこの職業ば
かりは無理だなーと度々思います。
(政治家へのお誘いは何度もあっ
たのですけどね・苦笑)
更に家族のバックアップも大変。
当日も東京からお姉さまが家族で
駆けつけて舞台裏を支えていました。
後援会はがっちりとありますが、
政治家はある種のタレントなので
一家に一人有名人がいると、それ
は家業と同じになりますよね・・。
<最終的には住民の覚悟が問われる>
当日は最近の県政の動き、議員がどう関わり、何を実現したかなど、
ご本人から詳細なレポートがありました。来賓の挨拶にあったように、
ゆかり議員が日常から状況を把握し、真面目に活動して諏訪と長野県
の発展に努力をしている様子が具体的によーくわかりました。
一方でその時に感じたのは、
日本全体が、長野県が、諏訪市が財政的に厳しく、閉塞的な状況に
置かれている現在も、住民や地元企業の要望は果てしなくある・・・。
その場合、住民代表としての議員は「あれして、これして」への対応が
主要ミッションとしたら、県に対して、時には国に対して予算の要求をし、
交渉や綱引きの結果、地域のために予算を獲得してくることは、あたか
も親鳥が巣でピーピー鳴いている雛鳥に餌を運んでくる情景と
(私には)重なるイメージがあるのです・・・。
世界一の借金大国である日本の財政状況が、更に悪化するだろうと
予測されている今日、これを企業に置き換えれば、撤退の手法を取り
込んで、本社の経費を削り、工場を縮小し、従業員をリストラして難局
を乗り越えようとするでしょう。(その手を打てない自治体は夕張になり、
結果、大きく撤退縮小することになるのですが・・・)
でも、国や地方自治体は縮小も撤退もできないまま、住民も企業も、
役所も団体も予算の獲得を議員に要求する構図は変わらないし、議員
の側に立つと変えようがない現実に直面しながら最大限の努力をして
いるのだろうと感じました。
だから、(議員と首長の立場の違いはかなり大きいのでしょうが)
橋下大阪市長のように「明治時代に作った制度や仕組みは壊れている。
このままでは国や地方が存続できる訳がないのだから、統治機構から
変えていこう!」 と叫び、選挙民を説得する勇気とパワーがいかなる
ものかをに改めて感じ入ります。
もし住民が本気で議員の力を活用するとしたら、住民も経営視点での
覚悟をもつ必要があり、それこそが市民意識であり、デモクラシーという
名の「人民統治」に迫る本質なのかなと思いました・・・。
勿論、諏訪市長や長野県知事の強いリーダーシップを期待するにせよ、
最終的には、この先地域をどうしていくかの住民決断に委ねられており、
(ゆかり議員は十分に認識している実力派なので)長野県民や諏訪市民
の(お任せ民主主義を超えた)意識と発想の転換を望みたいものですねー。
ゲストとしてミニ時局講演
「政治家今昔」で会場を
沸かせた新井篤美さん。
元日本経済新聞政治部
記者で田中角栄総理の
元に出入りをし、角栄さん
から娘・真紀子さんの
婿にと誘われたとか・・。
右は長野選出・参議院議員の
若林健太さん。
ゆかり議員と同じく、私には若い
同級生で、久しぶりにエールの
交換ができたけど、土日はこう
いう会合で大忙しらしいです。
どうか頑張ってください!!
