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シェラトン
都ホテル東京
にて









 あけましておめでとうございます。
また年が改まってしまいましたね~ 人生ー特急電車に乗っているみたい(笑い)。

 毎度のパターンではなく、何か違う光景を見ようと、自宅近くにある都ホテルに
出かけてみました。
 当たり!! 懐かしい昭和の風景が再現されており、高齢者や子ども連れの
ファミリーがたくさん集まっていましたよ~

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 港区内にあるこのホテルは35年を迎えて、今や中堅どころですが、
ホテル業界は様々な工夫で生き残りをかけているとも言われて・・・。

 まず登場したのは「江戸消防記念会」による『木遣り』です。
元々は大木の運びだしをする際に、力を一つにまとめる掛け声や合図が原点
のようですが、纏(まとい)の舞う光景が新年を清々しくさせてくれました。

 
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宿泊客も参加
しての鏡割り。
場内でいただ
きましたよ~






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                  この後獅子は
                  会場回りを







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いつか見た
遠い昔の
懐かしさが










ホッとできる空間でした。
 日本の文化は、木遣りのような力(人)の結集であり、多様な人を受け
入れ、交流の輪を広げるための奥深い懐からきているのでしょう。
 ただ、今は生活スタイルや深層心理の中に「個」を重視したい思いが、
受入の門を狭くして、知らず知らず「タコツボ」に籠ってきている・・。
 親も教師も上司も子どもや若者に遠慮がちだし、子どもが広場や公園
で遊ぶ姿は稀少なもの。大勢で遊ぶ生活習慣のない「子どもの子ども」
はどうなるのでしょう。社会学の立場から見ると絶望的なようです。

 本来ある器と懐の深い文化や風景を大切にしながら、子どもたちには
例え質素でも「交流で包みあう」優しい社会をたすきで渡したいですね・・・。

 この1,2年、外交の視野が狭くなりつつあり、政治的にもちょっと不安が
よぎる新年ですが、日本文化の原点に・・という思いを深めました。

今年もどうぞよろしくお付き合いくださいね!