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芝増上寺にて









 4月5日、芝の東京プリンスホテルに用事があり、地下鉄の大門で降りて
目的地に向かう途中、増上寺から賑やかな笛や太鼓が聴こえてきました。

ナニナニ?!

 芝の増上寺と言えば、ご存じ浄土宗の大本山で、中世の1590年頃から
徳川家の菩提寺になった名門度では最高峰のお寺さんです。

 奥へ進むと、ここは日本かと目を疑うような華麗な絵巻物の世界があり
ました。正装をした僧侶が数百人。皆さん古式ゆかしい装束です。

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 「この行事は何ですか?」と関係者らしき人に尋ねましたら、
「法然上人の八百年御忌(ぎょぎ)」とのことでした。

法然上人・・・1133年(長承2年)~1212年(建暦2年) 
         平安末期から鎌倉初期の僧侶。
比叡山の山門で天台宗の教えを受け、「南無阿弥陀仏」と念仏
を唱えれば、死後は平等に往生できると説いて、浄土宗を開く。

 沖縄県の久米島に生れ、京都で80年の生涯を閉じて2011年で
800年を迎えたのですが、大震災のため延期になり、803年目の
この4月に開催されたとのことです。

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  4月1日から4月11日まで各都府県から順次僧侶が集まってきており、
この時は山形地区の行事が行われていたのですが、山形だけで数百人!

 自分が知らない世界がまだまだたくさんあるのだろうと実感しながら、
おのぼりさん状態でカメラ片手に観察させていただきました。

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 道草を食った後にめざした(増上寺のお隣)東京プリンスホテルは、往年の
演歌歌手・畠山みどりさんに呼ばれて新曲の大ヒット祈願とバースディショー。

「とは・・・言うものの人生は」 (荒木とよひさ作詞・岡千秋作曲)の披露で、
特に2番の歌詞は、荒木さんがみどりさんをよ~く観察し、キャラクターを生か
しているよね~と、同じテーブルのご近所さんと話が弾みました。

<2番はこんな歌詞です>

歳をとったら お金だよ お金だよ カラオケ 温泉 海外旅行
 それが若さだ パッとやれ 死ぬときゃみんな 裸だよ とは・・・言うものの
 言うものの お金は心の友だちさ とは言うものの 言うものの
 まだまだ貯金も せにゃならぬ

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 畠山みどりさんとはお隣さんの付き合いですが、75歳を迎えています。

 今回のショーについては公演先の岐阜から携帯電話にお誘いをいただき、
この時期私も忙しいので、『できるだけ行くようにします』と返事をしました。

 そしたら、翌日また電話をいただいて、「今東京に戻ってきたんだけど・・・」
こうなると脱帽ですね。
 東プリに行ってみたら、ご近所テーブルに通されたのですが、みどりさんの
お声かけの成果で400名前後が参加していました。

 主役のみどりさんが一人一人に営業をする熱意には分野は違えど大いに
学ばされますよね~