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講義中の作家
童門冬二さん







 
 11月8日、主宰する塾に、作家の童門冬二さんがいらして
くださり、『幕末志士(松陰門下)に学ぶリーダーシップ』
最終回の講義を楽しく伺いました。

 土曜でしたので、夕方から若者との会食にもお付き合い
いただいて、お帰りの際、車までお見送りをしながら
(87歳にして、江戸から明治に至る年数や人名をすらすらと
話される驚異的なスーパーシニアです)

『お元気で長生きをされる秘訣は何でしょうか』とお尋ねしま
したら、帰ってきた回答は

『僕はねぇ、健康診断を1度も受けたことがないのですよ』
(つまり医者には近寄らないことが健康の秘訣ということ
らしいのです・・・)

 勿論、体質的に相当恵まれた好条件が前提でしょうが、
この類の話は最近そこそこ聞きますよね~

(私も近くの病院で、定期的に血液検査は受けますが、
健康診断は何年も受けていない点では頷けるのですよ~)

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   実は、この日、広島からゲストを迎えておりまして・・・
脳神経内科医のdr.H。暁さんでした。

 彼は山口県の出身なので、吉田松陰には特別な思い入れ
があり、童門先生の最終講義をめざし上京してくれたのです。

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                       左はH.暁さん







 脳神経内科医の彼は、主に高齢者に起きる脳卒中、アルツハイマー
他の認知症や、パーキンソン、末梢神経の病気に関わる専門医で、
何万人もの患者を治療してきたのだと思いますが、
では医者として、病院を勧めるかと言えば、多分、最終の結論は
童門さんと同じような気がするのです。

 ドクターにも度々『元気で長生きの秘訣は?』とお尋ねをしてきました。

その回答は『希望や目的をもって生きてきた人は大病に至らないことが
多い』
という内容でした。

 昨今は「医者や医療は商売」と思わせる状況をも感じ取る中で、
相反する立場に見えるお二人の共通項は、大きな指針を与えてくれる
ように思われませんか?