アンマンで
購入した人形
今やヨルダンと言えば「イスラム国」による人質事件との関わりで
「おお、怖そう!」と思いがちですが、2000年に首都アンマンと近郊に
行った時にこんなかわいい人形を買いました。民族衣装を着ています。
ハンドメイド
の刺繍が素敵
ですよね~
アンマンではシルクのロングドレスも買いました。
王国なので購入した店の雰囲気から、貴族階級のドレスだろうと
思いますが、私は平民なので中々着る機会がありません・・。
このドレスを店で見て贅沢かなと諦めホテルに帰ったのですが、
やはり欲しいなぁ、でもタクシーを頼んでも遠いよね~と悩んで
いたら、道連れだった同い年の友人が『私もいくから行こう!』
と一緒に連れ添ってくれて購入したものです。
東京芸大でピアノ教師をしていた彼女とは、翌2001年9月に発生
し、世界が凍りついた『9.11同時多発テロ』の1週間後に、2人で
(予定通り)ヨーロッパに向けて旅立ちました。(空港に人影が
ない中、イタリアもフランスも観光客はガラガラでした・・)
その彼女は2002年7月13日、パリ発全日空便で日本に帰る途中、
シベリア上空にて急性心不全で突然の死。様々な想いが蘇ります。
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ヨルダンへはヘブライ大学でユダヤ思想を学んだ日本人の研究者
と共にイスラエル、パレスチナ、ヨルダンに旅をしました。
オリーブの樹木以外は緑が見当たらず、乾いた大地のもと、
エルサレムではユダヤ教、キリスト教、イスラム教、いずれもが
聖地を奪い合い、2000年に及ぶ紛争や衝突が絶えることなく続い
ている・・・。
遠い日本からはまるでイメージの湧かない中東でしたが、現地
の空気を吸って、肌感覚で人が宗教に頼る背景を感じましたし、
イエスキリストの足跡を辿り、ゴルゴダの丘を歩いて初めてその
存在を認識し、パレスチナの領域で人の警戒心を感じ、ヨルダン
の難民キャンプに入って中東の宗教対立や人が生きる苦悩を感じま
した。
更に危険に踏み込んでレポートを送り続けてくれた後藤健二さん・・
20日から生還を祈って連日深夜までテレビに張り付いてきましたが、
今回ばかりは国家や人間の無力を感じますね・・・。
