数寄屋橋近くで
6月13日の午後、銀座の数寄屋橋交差点で、違和感があるデモ隊を見ま
した。のぼりや横断幕を読んでみると
「自虐史観を一掃」 「河野村山談話の無効宣言」
「日本は自虐史観から脱却し、誇りと自信を取り戻そう!」などとありました。
何とも意味不明な「誇りと自信」です・・・。
主催団体は、あの宗教団体が取り仕切る『〇〇実現党』のようです。
本の販売など、ノルマがウルサイ団体のようなので、デモの個々人は大半が
動員されたのでしょうし、そもそも思想・表現の自由があるので、非難はでき
ませんが、政治が不安定になってくると、国際的な良識からは首を傾げる
主張がでてくるのだろう・・・と不安感をもちました。
かの「〇〇真理教」が政治にも出ようとして惨敗したことと同じで、
この団体も選挙のつど、候補者を擁立していますが、サスガに1席も取らせ
ないことが、かろうじて日本人の誇りを守っていることになるのでしょうか。
〇〇学会と公M党の間柄もそうですが、そもそも宗教団体が組織や看板を
変えながら、政治に加担すること自体、政教分離に反すると感じています。
権力の座につくと、何が正義か、何が真実かが見えないままに、信者を誘導
する怖さは、歴史が証明してきたのではと思いますね~
日本は、ドイツのように戦犯を地球の果てまでトコトン追い詰める
ような戦争責任の自浄作用が働かず、「敗戦」を「終戦」とぼかしてきた
結果、「居直りの得意技」があちこちから出てくるのかもしれませんね・・・。
曖昧模糊(な人)を美徳とする永年の道徳観をそろそろ改めないと
やがてはわが身にマイナスが及んでくる・・・そんな感じがしています。