先週の日曜日に早稲田大学グリークラブの定期演奏会が開かれ,
有難く招待状をいただいて聴きに出かけてきました。
会場となった日比谷公会堂ですが、来年春から大掛かりな改修工事が
予定されていて、20年頃まで閉館になるそうですよ~
左は日比谷公園側から見た光景
当初、グリークラブのOBや学生から日比谷公会堂でのコンサートは
これが最後ですと耳にしたので、『まさか、取り壊しではないよね~』
『私の青春の象徴を壊すなら、座り込みをしようかな』と思わず口に
しました(笑い)。
日比谷公会堂は86年前の1929年に、当時の東京市長・後藤新平に
よって市政調査の場とコンサートホールを主目的に建設されて2085席。
(表から見ると「市政調査会」の看板があり、公園側は「日比谷公会堂」
と掲示されていますね~)
1960年10月、浅沼稲次郎が演説会で暗殺された舞台になりましたが、
私には東京都庁の入都式がここで開催されたという意味では社会人の
スタートをきった意義深い場所・・・。(今も東京都が運営するホールです)
それでも古いですからね~ 階段が急だし、床は凸凹しているし、
冬は隙間風が吹くのか寒く、音響もよろしくないように思うから、耐震工事
を含めて、改修を楽しみにしたいと思います。
あと1960年後半、全共闘による学生運動が盛んだった時代、
日比谷公園でジグザグデモに参加したり、公会堂に登場した東大全共闘
の山本義隆議長などが演説会を開いた際もこわごわ出かけていったもの
です。公安の刑事が山本さん以下何人もの逮捕状をもって会場を取り巻い
ていたような記憶があり、逃亡も上手く(苦笑)、まるで忍者ハットリくんの
世界でしたね~
今年10月に沈黙を
破り出版された本
を読んでいます