様変わりを続ける銀座・有楽町に秋からまた新しい店舗がやってきました。
有楽町マリオン(旧朝日新聞東京本社あと)に、まずは10月15日阪急MEN’Sが開店して、続く10月28日には
ルミネ有楽町店が、30、40代をターゲットに初日だけでも5000人を集めたそうな。今も休日や夕方以降は店がラッシュで落ち着かないどころかエスカレーターも行列です。これに比べて阪急の初日は600人前後とのことですが、まだ1ケ月ちょっとで話題性が豊富な時期に入口は店員さんが目立つ印象で、男対象の専門デパートとは、マーケティングもしっかり踏んでいるのでしょうが、果たして経営は大丈夫かなと個人的にはやや心配。(中に入ると案外女性もいるのですが)
イメージキャラクターに何かとお騒がせな「市川海老蔵」を掲げて、「世界が舞台の男たちへ」とあるのですが、1階に入って見ると、グッチ、プラダ、バリー、サンローラン、ブルガリなど等、女性好みの世界のブランド品がズラリ。どうやらグローバルに活躍するにはまずは持ち物を一流にしようということですね・・?
何せ8階建の大型デパートなので、ブランド品以外の品揃えやサービスも豊富で、ジュエリーからスキンケア、ボディケア、香水からネイル、美容室まで。私はドップリ旧人類なのか、「この時代、グローバルで勝負するのに化粧や香水なんぞをつけてどうする! 男なら心に脇差しをつけ、覚悟を決めて討ち入りをせよ」と言いたいのですが・・・(苦笑)。
もうすぐ12月14日がやってきます。大石内蔵助の男気が好きで(東京にいる限り)この日は赤穂浪士が眠る泉岳寺にお参りをします。かっては境内の博物館に300年以上前の討ち入り当日、赤穂浪士が着ていた衣類(実物)が展示されていました。よくテレビドラマや映画に出てくる揃いの衣装は江戸時代以降に、芝居用として演出されたらしきフィクションで、現実の衣類は各人それぞれの浪人暮らしを示すような粗末な普段着です。
展示物はいろいろありましたが、特に300年を耐えた超古着はボロボロに劣化したせいか最近は展示されていません。「ぼろを着てても心の錦~♪」 と歌う水前寺清子の演歌がどこからか聴こえてくるようです・・・。