三田が手がけたインタビューのうち最高のお宝は、日本の巨星といわれたジャーナリストであり、個人的には私を含め学友と開いていた「途中塾」の塾長だった筑紫哲也さん。
 惜しくも2008年11月7日に73歳で逝去されましたが、2006年3月、早稲田大学大学院の客員教授退任の折に、記念誌「途中にて」の編集長を三田が引き受けた時の最初で最後のインタビューです。
もう二度とできない、筑紫さんの私生活にも遠慮なく迫った漫才風の掛け合いをお楽しみください。
 この写真はその時、私とのおしゃべりの最中ですが、最高の笑顔として早稲田大学と同窓会で主催した「お別れの会」で遺影として飾られました。<撮影:村上敬太さん>
                          (聞き手の名前は三田の本名・羽田智恵子となっています)

02(早稲田大学大隈会館「楠亭」にて)


「ブーちゃんの青春も夢も途中にて」pdf2  (←クリックでインタビュー記事

 ※2011年9月11日、成城ホールにて「筑紫哲也と政治はいま」のテーマでトークショーが開催され、筑紫哲也の生みの親とされる中島清成さん(元朝日新聞政治記者)が「筑紫哲也のような優れたジャーナリストは今の日本には存在していないし、この先も出ないだろう」と語りました。温厚な人柄と冷静な分析、平易な表現ー改めて逝去を残念に思いつつ、生きている限り彼の松明を(私の薄明りですが)受け継いでいきたいと思います。